セーラームーン「アニメ放送開始日」のホロスコープ解説第三弾です!
こんにちは、Maryです。
セーラームーンアニメ放送開始時のホロスコープコラム第三段で、最終回になります!
前回までは、アニメ放送開始時のホロスコープを見て「太陽・月」「水星・金星・火星」の位置から、セーラームーンという作品を解き明かしましたが、今回は「木星・土星」編になります。
いつも通り初心者の解釈ですが、最後までお付き合いいただける方は、よろしくお願い致します。
- セーラームーンのアニメが好きな方
- 惑星や天体について興味のある方
- ホロスコープに興味のある方
- 1992年セーラームーン放送開始時のホロスコープは?
- 【セーラームーン】木星:拡大の星が初の〇〇をもたらした!?
- 【セーラームーン】土星:サターンリターンの試練が超過酷…
- セーラームーンのアニメホロスコープを解説しました
1992年セーラームーン放送開始時のホロスコープは?
セーラームーン(無印)の初回放送は1992年3月7日 19:00です。これを出生図(ネイタルといいます)としてホロスコープを読んでいます。
もし、前回の記事をご覧になっていらっしゃらない場合は、先にご覧いただくと、より理解を深めていただけると思います。
では、木星と土星について解説していきますね。
【セーラームーン】木星:拡大の星が初の〇〇をもたらした!?
木星はラッキースターと呼ばれる星です。木星の力が最大限に発揮されると、物事(仕事運や恋愛運・金運など)が発展・拡大していきます。
木星は約12年で太陽の周りを一周します。
西洋占星術では、空を12星座*1に分割していますので、木星は1つの星座に約1年滞在することになります。
Aさんを例にしますね。
Aさんは1996年2月に生まれたとします。
その際、木星は山羊座にいました。
2019年12月から木星は山羊座に滞在しています。つまり、2020年12月に木星が次の星座(水瓶座)に移動するまでの約1年間、木星はホームポジションに帰ってきている、ということです。
木星はラッキースター。ホームポジションに帰ってくると、Aさんの幸運拡大力が一層強まります。Aさんにとって非常にラッキーな1年になると言えます。
さて、90年代アニメのホロスコープに戻りましょう。木星は12ハウス・乙女座8度に位置しています。
乙女座は誠実さや綺麗好きというイメージがあり、例えば部屋のお掃除やちょっとした他人への気配りが当てはまります。
そして12ハウスは潜在意識のハウス。スピリチュアルな能力も、このお部屋が担当しています。
木星が乙女座にあるということで、乙女座のイメージ(誠実・綺麗好き・真面目・きっちり)からセーラームーンの世界観を探ってみたのですが、なんかピンとこない。(主人公が全然片付けられない子なので正反対…)
そこで「12年に1度ホームポジションにやってくる木星」という部分に目を付けてみました。
前回、木星が乙女座にいた時期、それは2015年8月18日~2016年9月9日です。その時期に何か特別なことがなかったかな?と調べていたら何と…
2016年3月15日に史上初セーラームーンのオフィシャルファンクラブの発足がありました!
これはミラクル!!!(ミラクル言いたいアラサー)
ファンクラブというものは、綿密な計画と管理、そしてルールが必要です。きちんと整理されている状況がまさに乙女座とイメージとぴったり合いました!
セーラームーンの20周年企画は2012年でした。本来ならば2012年や2013年からファンクラブを作ればよかったのに、なぜ2016年となったのか。
それはラッキースター木星の力を借りたからに違いありませんね!
そして、12ハウスのイメージ。
先ほどお伝えしたように、12ハウスは潜在意識を表すハウスです。そこにラッキースターの木星がいる。つまり、知らず知らずのうちに、ラッキーな要素を引き寄せていると考えられるのです。
セーラームーンがピンチに陥ったとき、必ず助けてくれる人は誰ですか?
そう、タキシード仮面です。
無印シリーズの初回から、セーラームーンはタキシード画面に救われています。あのバラがなかったら?セーラームーンはきっと敵に負けていたでしょう。
幾度となくピンチがやってくるのに助かるというのは、知らず知らずのうちに助けてくれる人を引き寄せていたからなのです。
【セーラームーン】土星:サターンリターンの試練が超過酷…
さて、お次は土星です。土星と言えば試練の星。いうなれば厳しいお師匠さん的な存在です。
時には厳しく叱咤激励しながらも、人を導きリミットを外してくれる、本当は優しいのにコワモテ。そんなイメージを持って貰えたらいいと思います。
土星が与える試練を乗り越えると、自然と力がついて人生も上向いていくと言われています。試練・失敗経験をして初めて人間が成長すると言われていますが、まさにそれを体現してくれる星なのです。
そんな土星、セーラームーンのホロスコープでは水瓶座にあります。そして5ハウスです。
皆さんはサターンリターンという言葉をご存知でしょうか?日本語にすると「土星回帰」。土星がホームポジションに帰ってくることを言います。
つまり、生まれた時に土星のいた星座(ホームポジション)に、再び土星が帰ってくることを指します。
土星は公転周期が約29.5年。30歳前後で土星が12星座を一周して、ホームポジションに戻ってきます。
30歳といえば、社会では一人前になっている人が多い頃。そして部下を持ったり、昇進があったり、そして転職を考えたりする時期ですよね。この先の人生、こんな職場で良いのかな?と考える時期でもあります。
また、結婚のお悩みも多い時期ですし、お子さんが生まれて環境が変わったり、マイホームを手に入れて奮闘したりと、人生の岐路・ターニングポイントになって悩む時期なのです。
ここまで読んだ方、これセーラームーンと何が関係あるの?と思われるかもしれません。
だってセーラームーンは29歳や30歳じゃないですよね?キャラクター設定上は14~16歳(中2~高1)なんです。
でも、何か気づきませんか?14歳って、29歳の半分くらいなんですよね。
つまり、生まれたときの星座から、土星が半分だけ移動して対極の180度の位置にいる*2わけです。
180度といえば西洋占星術のなかで凶角(ハードアスペクト)です。つまり、15歳前後も小さな人生のターニングポイントなんです。
セーラームーンでは、14歳~16歳の少女たちが敵と戦うストーリー。思春期・青春真っ只中です。子どもから脱皮して、大人になっていく日々。考え方にも変化が生まれてくるころです。
原作者の武内先生は、ここまで考えてはいなかったのでしょうが、結果的に15歳前後のサターン・リターン・ハーフを「敵を倒す戦士たち」という内容で表現しています。
それにしても15歳前後でここまで過酷だったら、30歳のサターン・リターン本番は軽く済むかもしれませんねぇ(笑)
水瓶座・5ハウスという部分も読んでいきましょう。
水瓶座は個性を表す星、そして5ハウスは自己表現を表しています。そこに土星が入っているということは、「個性を表現することが苦手」だったり「他人の目を気にしすぎて、自分を出せていない」と読むことが出来ますね。
セーラームーンのキャラクターたちを眺めてみると、圧倒的にキャラクターが立っているので、当てはまらない気もしますが(笑)
唯一キャラクターが立っていなかったのは、セーラーサターンである土萠ほたるちゃんでしょうか。
第3シリーズであるSでは、【病気がち、他人への遠慮が強く、ネガティブ思考】の設定。体が敵に乗っ取られているから仕方がありませんが、本来の自分を出せていなかったような気がします。
最終シリーズのセーラースターズでも登場しましたが、基本的にシリアスな場面でしか登場しなかったので、あまり性格描写はなかったですよね。
ほたるちゃんの素って、どんな子なんでしょうね。成長したほたるちゃんの姿を、もっと見ていたかったなぁと思います。
セーラームーンのアニメホロスコープを解説しました
長々と書いてしまいましたが、ここまでお読みくださった皆様、本当にありがとうございました。
トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)が残っているぞ!と言われるかもしれませんが、トランスサタニアンは公転周期が長く、個性を表すには、あまり適さないと言われています。(年代の特長を抑えるには良い)
ですので、今回の木星・土星までで一旦ホロスコープ読みは終えようと思います。
ご要望あれば、西洋占星術を活用してセーラームーン記事を書きたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。(なくても書くけどw)
また、前回の記事でもお伝えしましたが、ホロスコープの解説には鏡リュウジ先生の「占星術の教科書①」を利用しています。
これからホロスコープを勉強したいと考えている方にもピッタリな、わかりやすい図書ですので、ぜひ本屋さんで立ち読みちながら購入をご検討くださいね。