ダークキングダム四天王と内部戦士は、過去世で恋人同士だったんですが、アニメではどう描かれていたんでしょうか？
美少女戦士セーラームーン（無印） 
に登場する「ダークキングダム四天王」。
４人とも強くて、とっても個性的ですよね。
でも、みなさんご存知ですか？
原作では、セーラームーンの護衛である４戦士（マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス）とは、前世で恋人同士だったような演出があるんです。
90年代アニメではどう描かれていたのか、気になりますよね？
そこで今回は原作と比較しながら、90年代のアニメではどう描かれていたのか、読み解いていきたいと思います。
90年代アニメでのダーク・キングダム四天王とセーラー内部４戦士との関係性について興味がある方
- ダークキングダム四天王と内部戦士は前世で恋人同士！
- ジェダイトとセーラーマーズ
- ネフライトとセーラージュピター
- ゾイサイトとセーラーマーキュリー
- クンツァイトとセーラーヴィーナス
- ダークキングダム四天王と内部戦士…アニメはほぼ絡みなし
ダークキングダム四天王と内部戦士は前世で恋人同士！
美少女戦士セーラームーン（無印） に、セーラー戦士たちの敵として登場するダーク・キングダム。
そのダーク・キングダムの黒幕は「大いなる支配者」と呼ばれるクイン・メタリアです。
クイン・メタリアは人間のエナジーを集めて力を蓄え、地球を乗っ取ろうとしている悪いやつ。
そんなクイン・メタリアのために、実働部隊のクイン・ベリルと部下たちがあの手この手を使って地球に攻め込んできます。
原作とアニメでは設定が違うんですよ
原作の設定を図にしてみました
クイン・ベリルの部下、ダークキングダム四天王（ジェダイト、ネフライト、ゾイサイト、クンツァイト）は、過去世／前世では地球のプリンス・エンディミオンの直属の部下でした。（図の中央）
- 地球の王子エンディミオンは、地場衛の過去世
- その恋人セレニティは、月野うさぎの過去世
エンディミオンの部下だった４人は、セレニティの部下だった内部４戦士（図の右：マーズ、ジュピター、マーキュリー、ヴィーナス）と対をなし、恋人の関係であったと言われています。
前世で、月の王国（シルバー・ミレニアム）は、「前世のクイン・ベリル」に滅ぼされてしまいました。
その後、プリンセス・セレニティの母である「クイーン・セレニティ」が銀水晶の力を解放し、現世に転生してきたのです。
ただ、残念なことにクイーン・セレニティ以外の全員が蘇ってしまったのですよね…
現世に転生してしまった敵のクイン・ベリルは、またもやクイン・メタリアの封印を解いてしまいました。
そして前世と同じく、四天王を洗脳し、ダークキングダムに加担させることになったのです。
ただし、90年代のテレビアニメ版では、設定そのものがカットされています。
しかし、オタクは何もないところから繋がりを生み出すもの！（名言）
四天王と内部４戦士の関係性を、無理やり見出していこうと思います（笑）
ジェダイトとセーラーマーズ
原作でのジェダイトとマーズ
原作の第３話（Act.3）では、火川神社前のバス停から、ジェダイトがレイちゃんをバスにのせて連れ去ります。
連れ去ったあと、レイちゃんの姿をみて
美しい、初めて見たトキから気に入っていた、この少女
って言ってます。
アニメでのジェダイトとマーズ
アニメのジェダイトは、第１話セーラームーン覚醒のタイミングで敵として現れます。
度々変装して人間界に姿を現しますが、第10話のマーズ覚醒のタイミングでセーラー戦士たちに近づいてきます。
マーズの変身を解いた姿であるレイちゃんは、火川神社の巫女さんです。
ジェダイトは人間から大量のエナジーをゲットするために、火川神社の禰宜（ねぎ：巫女さんの男性バージョン）として、住み込みのアルバイトとなります。
「わざわざレイちゃんのお家にまで転がり込んでくる」というだけで、ジェダイト×マーズの恋人関係を彷彿とさせますね！
ジェダイトが火川神社に現れてから、バス誘拐事件が多発していることを突き止めたレイは、その場で亜空間へ引きずりこまれます。
ネフライトとセーラージュピター
原作でのネフライトとジュピター
原作では、仮面舞踏会（Act.4）より登場するネフライト。
ジュピター登場回のAct.5で、すぐに倒されてしまいます。
その他、恋人らしい設定はなく、美少女戦士セーラームーン（完全版）２巻の扉絵（290～291ページ）で、抱き合っている姿が描かれているだけです。
アニメでのネフライトとジュピター
アニメでは、ネフライトの登場は14話～24話です。
前世の恋人として設定されているジュピター（木野まこと）が登場するのが25話。
残念ながら掠ってもいませんでした（笑）
なので別の話でこじつけたいと思います！（すみません！笑）
ダーク・キングダム四天王は宝石から名前を取っています。
ネフライトはジェダイトと同じく翡翠（ヒスイ）の仲間です。
ジェダイトは硬玉、ネフライトは軟玉と言われています。
ネフライトは、「知恵と安らぎ」意味している石といわれています。
とてもシャーマニックな作用を持つ石であり、自然とのつながりや、石の持ち主のエネルギーの流れと同調する効果があります。
また、宇宙から発せられる情報や自然からの波動に敏感になり、洞察力や思考力を高め、正確な判断ができるようになるという効果もあります。このような効果から、「哲学の石」という別名もあります。
また、東洋では、「人生の成功と繁栄」を表す石として重宝されてきました。このことから、夢を実現する石として、ドリームクリスタルといわれています。
セーラージュピターは別名「保護の戦士」。
アニメでは感情のままカっとなりやすい、セーラームーンやマーズ、ヴィーナスと比べると、内部戦士チームのなかでは、マーキュリーの次に客観性があると思います。
そういう意味で「知恵と安らぎ」という意味にマッチしていると考えます。
また、変身前のまこちゃんは恋多き乙女（笑）
将来の夢は「お嫁さん」や「ケーキ屋さん」という彼女の、夢見がち＆ひと際女子力の高いまこちゃんに「ドリームクリスタル」というネフライトの意味がぴったり当てはまりますね。
ゾイサイトとセーラーマーキュリー
原作のゾイサイトとマーキュリー
ダークキングダムの３番手であるゾイサイト。
ネフライトが死んだあとに登場します。
男性ではあるものの、メイクや宝石、女性用の衣装を着て、テレビに登場しています。
テレビに出ているときの口調も女性のようですね
しかし、ジュピターと同様に恋人らしい設定はなく、美少女戦士セーラームーン（完全版）２巻の扉絵（290～291ページ）で、抱き合っている姿が描かれているだけです。
アニメのゾイサイトとマーキュリー
アニメでは、ジュピター登場回の第25話から虹水晶を集めるために、セーラー戦士たちの前に現れたゾイサイト。
登場回だけで見ると、マーキュリーとゾイサイトの関係性はまったく見えてきません。
しかも、ゾイサイトはクンツァイトと恋人同士という設定にされており、まったくセーラーマーキュリーは眼中に入っていないようです。
クンツァイトとセーラーヴィーナス
原作でのクンツァイトとヴィーナス
原作でのクンツァイトは、銀水晶の出現とともに、前世の記憶を取り戻します。
この時すでに、他の３人はセーラー戦士たちに倒され、それぞれの石に還っていました。
クンツァイトは最後までクイン・ベリルに抗おうとしましたが、ベリルの強い力に負けて、結局はセーラー戦士たちに倒されてしまいました。
そんなクンツァイトですが、前世では四天王のリーダーであり、常にエンディミオンの傍についていたようですね。
そして、クンツァイトとヴィーナスは、一番「恋人設定」に近いものを感じます。
なぜなら、前世のシルバー・ミレニアムで、ヴィーナスがクンツァイトに恋心を抱いている姿が描かれているからです。
ほんの１コマ２コマですが、顔を赤らめたヴィーナスが可愛いですよ♡
アニメでのクンツァイトとヴィーナス
クンツァイトがセーラー戦士たちの前に姿を現すのが、ヴィーナス登場回の33話です。
登場回だけ見ると、関連はあるような…ないような…
その他、ヴィーナスとの絡みがあるか調べてみましたが、残念ながら該当するようなシーンはありませんでした。
ゾイサイトのパートでも書きましたが、ゾイサイトとクンツァイトについては、テレビアニメ版ではゲイカップルとして描かれており、かなり２人の世界観が個性的です。
原作とも設定は異なりますので、テレビアニメ版から前世関係を洗い出すことは不可能に近いでしょう。
ダークキングダム四天王と内部戦士…アニメはほぼ絡みなし
90年代のテレビアニメを見た結果、前世での関係を少しだけ感じられたのは、セーラーマーズとジェダイトだけでした。
原作とアニメが同時に進行していたため、原作の設定や裏話を聞くタイミングもなく、アニメ制作が行われていたからだと思います。
原作での描かれ方が気になる方は、最近オンラインでセーラームーンの原作が読めるようになったので、１巻＆２巻だけでも読んでみると、面白いかもしれませんよ！
