カード「CANIS MAJOR(おおいぬ座)」の解説をしています
このページでは、カナダのデザインスタジオ「BLACK AND THE MOON」で制作されたオラクルカード「Compendium of Constellations(星座の概要)」の読み方を記載しています。
このオラクルカードデッキには解説書がないため、星座の知識とカードに書かれているキーワードからイメージしてカードを読み解かなければなりません。
「購入したのに難しくて読めない…」
そんな皆さんへ、
リーディングの一助となれば幸いです。
今回は「おおいぬ座」のカードをご紹介します。
読み方も書いてあるので参考にしてください。
2020年の夏ごろに、Compendium of Constellationsカードがリニューアルしたようです。リニューアル後のカードには、キーワードが書かれておりません。あらかじめご了承ください。
- 1)CANIS MAJOR(おおいぬ座)星座の概要
- 2)CANIS MAJOR(おおいぬ座)星座の由来・諸説
- 3)CANIS MAJOR(おおいぬ座)カードの読み方
- 次のカード(CANIS MINOR/こいぬ座)
1)CANIS MAJOR(おおいぬ座)星座の概要
CANIS MAJORは
「おおいぬ座/大犬座」を表しています。
英語での読み方は
「ケニス メジャー」。
おおいぬ座は冬
南の空の低い位置に見える星座です。
おおいぬ座は全体的に
明るい星で構成されており、
α星のシリウスは1等星、
β星、δ星、ε星、η星は2等星です。
特にα星のシリウスは地球からみて、太陽の次に一番明るく輝く星!冬の大三角形を作っています!
見つけやすい星座なので、晴れた冬の空で確認してみてくださいね
2)CANIS MAJOR(おおいぬ座)星座の由来・諸説
また長くなりそうなので、面倒だったらギリシャ神話②だけ読んでくださいw
ギリシャ神話①ライラプス
ギリシャ神話での
おおいぬ座の由来は諸説あります。
- エウローペーに与えられた犬ライラプス
- プロクリスの猟犬
- プロクリスの夫ケパロスの犬
ただ、根本的に話は繋がっています。
1のエウローペーは
全知全能の神ゼウスの愛人です。
ゼウスは愛人であるエウローペーに
- ギリシャのクレタ島を守る怪物
- 投げても決してなくならない槍
- 必ず獲物をとってくる猟犬(ライラプス)
の3つを授けました。
やがて彼女は3人の子どもを産みました。
彼女は、息子のひとりミーノースに
ゼウスからもらった槍と
猟犬ライラプスを授けました。
そして最終的にミーノースが
槍と猟犬を、とある夫婦に授けました。
それが2のプロクリスと、その夫である3のケパロスです。
理由は夫婦喧嘩を和解するため。
夫・ケパロスが狩りをしている最中、
女神エーオースが現れてケパロスを
自分のものにしようとしました。
しかし、彼は一途に妻を想っていたため、
なかなか落とせません。
そこで、腹が立ったエーオーエスは
あなたの奥さんって、そんなに貞操観念の高い人なのかしら?別の男にすぐに傾くんじゃなくて?
とそそのかし、夫ケパロスを
別の男の姿に変え、
妻のもとへ送り込んだのです。
妻のプロクリスは、
現れた男(中身は夫)に心を許してしまい、
夫・ケパロスは激高。
プロクリスは家を出て
狩猟生活を始めたのです。
(その犬がライラプス)
その後、2人は和解。
和解の印となったのが
犬のライラプスと槍でした。
ギリシャ神話②オリオンの猟犬
オリオン座で知られる
ギリシャ神話に登場するオリオン。
彼は狩人だったため、
狩猟につかっていた犬として
おおいぬ座と、こいぬ座が描かれています。
野うさぎ(うさぎ座)を追いかけるときや、
雄牛(おうし座)と戦うときに
活躍したと言われています。
ローマ神話でのおおいぬ座
ローマ神話の言い伝えは、
ギリシャ神話とつながっています。
ローマ神話の主神
ユピテル(英:ジュピター)は
自身を雄牛の姿に変えて、
エウローパを奪いに来ました。
エウローパには番犬がいましたが、
番犬の役割を果たせず
主人がユピテルに連れていかれたのです。
そう、この番犬こそが
おおいぬ座と言われています。
ローマ神話のユピテル・エウローパは、ギリシャ神話のゼウス・エウローペーと関連付けられています。
つまり、ローマ神話の話は、ギリシャ神話で「ゼウスがエウローペーを愛人にする」前の出来事として描かれているのです。
3)CANIS MAJOR(おおいぬ座)カードの読み方
キーワード:「dominance」支配、優位性、優勢
オリオンが支配していた(飼っていた)猟犬、と捉えると一番理解しやすいでしょうか?(^-^;)解釈が難しいですね…
dominanceから連想されるプラスの意味
・成績が上位or上位になる可能性がある
・優れた能力を持っている
・他人から求められる能力を持つ
・絶対的な自信を持つ(自信家)
・自分に自信をもって良い
・他人から頼りにされる存在
・スポーツの世界でトップに立つ
dominanceから連想されるマイナスの意味
・十分に能力を発揮できていない
・マウントを取っている(支配的)
・自信満々な態度を取りすぎて嫌われる
・控え目な態度が求められる
・自信のあるフリをしている(虚勢)
・他人を支配しすぎ、独占しすぎ
・他人に支配されがち
dominanceから連想される仕事運の解釈
・コンペなどで他人よりも優位に立つ
・他社よりも優位な状況で取引等が進む
・専門職に向いている
・抜きんでた能力を買ってもらえる
・出世が早い
・頼りにされる存在
・仕事を生きがいにする(したほうが良い)
・仕事ばかりでプライベートがおろそか
・常に仕事のことばかりを考えている
・他人を打ち負かすことばかり考えている
・能力が買われていない
・部下や同僚に厳しくしすぎている
・他人を踏み台にして上り詰める
dominanceから連想される恋愛運の解釈
・リラックスできる関係
・パートナーのことばかり考える
・パートナーに夢中である
・パートナーの心地よさを優先している
・自分の気持ちに嘘をつかなくていい
・パートナーから支配的な扱いを受ける
・早くパートナーから離れるべき
・パートナー家族との折り合いが悪い
・亭主関白
・かかあ天下
・子どもへの支配的な言葉をやめる
・パートナーを他人から奪う
その他の解釈
・ふんぞり返ると痛い目にあう
・自分を客観的に見る必要がある
・ヘッドハンティングの可能性
・交感神経が優位である
・キレやすい、興奮しやすい
・真っすぐに進む
・他人に噛みつかない
・いちいち話の腰を折らない
・弱い者いじめをしない
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