カード「CEPHEUS(ケフェウス座)」の解説をしています
このページでは、カナダのデザインスタジオ「BLACK AND THE MOON」で制作されたオラクルカード「Compendium of Constellations(星座の概要)」の読み方を記載しています。
このオラクルカードデッキには解説書がないため、星座の知識とカードに書かれているキーワードからイメージしてカードを読み解かなければなりません。
「購入したのに難しくて読めない…」
そんな皆さんへ、
リーディングの一助となれば幸いです。
今回は「ケフェウス座」のカードをご紹介します。
読み方も書いてあるので参考にしてください。
2020年の夏ごろに、Compendium of Constellationsカードがリニューアルしたようです。リニューアル後のカードには、キーワードが書かれておりません。あらかじめご了承ください。
1)CEPHEUS(ケフェウス座)星座の概要
CEPHEUSは
「ケフェウス座」を表しています。
英語の読み方は「セフィアス」。
先日ご紹介したカシオペヤ座と同じく、
北極星の近くを回る星座です。
日本からは1年中見れますが、秋に一番きれいに見えるそうですよ!
ケフェウス座で一番明るい星は
2等星のα星アルデラミン 。
地球の歳差運動により、西暦7500年前後には天の北極に3度まで近づき、北極星になると予測されている(Wikipedia)
アルデミランはあと5,500年後には北極星になるかもしれない!?
これは天国から見るしかなさそうですw
そしてもう一つ有名なのはμ星、
通称「ガーネットスター」です。
ガーネットの由来はその赤さです。
ガーネットスターは変光星。
「明るさが変化する」星です。
え!?明るさって変化するの!?
そう思いますよね…私もです…
明るさが変化する要因は複数ありますが、このガーネットスターは「脈動変光星」と呼ばれています。つまり、星が脈を打つように膨張したり収縮したりするんです。
明るさが変わる星のなかでも、
双眼鏡で見ることができるため
非常に珍しいといわれているんです。
また、このケフェウス座の方向に
ブラックホールがあり、
現在発見されているなかで
一番大きいとされています。
ちなみに私たちの太陽系がある銀河系(天の川銀河)にもブラックホールはありますよ~
2)CEPHEUS(ケフェウス座)星座の由来・諸説
ケフェウスとは、ギリシャ語読みに直すと「Κηφεύς」です
読めません!(笑)
はい、ケーペウスですね。
おや?ケーペウス?と思ったあなた!星座解説読んでくれてる人ですね!
そうケーペウスとは、
- エチオピアの王様
- アンドロメダ座のアンドロメダの父
- カシオペヤ座のカシオッペイアの夫
なのです!
さて、何度も繰り返しになりますが、
もう一度、アンドロメダの話を
振り返っておきましょう。
アンドロメダは、エチオピア王ケーペウスと、王妃カッシオペイアの娘です。
母カッシオペイアが「娘のアンドロメダ(もしくは自分)の美貌は、海の女神たちよりも優る」と言ったことに腹を立てた海の女神たちは、海の神ポセイドンに訴え出ました。
それを聞き入れたポセイドンは、エチオピアに海の怪物ケートスを遣わし、災害を引き起こしました。
困ったアンドロメダの父が神託を立てたところ、「災害を止めるには、娘のアンドロメダを怪物に生贄として捧げなければならない」とされたため、アンドロメダは海辺の岩に鎖で縛られ、ケートス(怪物)に捧げられました。
この後、たまたま通りかかった
英雄ペルセウスに助け出されました。
ペルセウスはアンドロメダに
一目ぼれをしたのです。
ペルセウスはケーペウスと
カシオッペイアに結婚の許可をとります。
しかし、アンドロメダには
婚約者がいました。名はピーネウス。
婚約者奪われた・・・!なんてやつだ!!
彼は部下とともにペルセウスを
やっつけようとしますが、
ペルセウスはメデューサの頭を
持っていたので、石にされてしまいます。
晴れて、アンドロメダと結婚した
ペルセウスはケーペウスの宮廷で
1年過ごし、セリフォス島に向かいます。
ケーペウスには跡取りがいなかったので
ペルセウスとアンドロメダの子ども、
ペルセースをエチオピアに残したと
言い伝えられています。
その後、母カシオッペイアは
北極星の近くに配置されました。
神の目の届く範囲に置かれ、
沈むことなく回り続けています。
では、父親のケーペウスは
どうなったのでしょうか?
あまり詳しく書かれていません。
一説によると、アンドロメダの元婚約者とともに、ペルセウスを始末しようとした、と言われていますが、本当のところは謎です。
ただ、カシオペヤ座のすぐ横にいます。
娘や娘婿への行いが神の怒りに触れて、
カシオッペイアと同じく
監視されているのかもしれませんね。
近くにアンドロメダ座や、ペルセウス座もありますね!
3)CEPHEUS(ケフェウス座)カードの読み方
キーワード:「austerity」厳格さ、緊縮(政策)、質素な生活
神話から見て、なぜausterityを選んだのかはわかりません。王様という立場から厳格さというキーワードを出してきたのでしょうか?
austerityから連想されるプラスの意味
・ルールに則る
・規律や法律を守っている
・威厳がある
・堂々としている、堂々とする
・尊敬される存在
・無駄遣いをしない
・貯金が上手
・無駄なものを身に着けない
austerityから連想されるマイナスの意味
・高飛車である、得意げ
・上から目線で話している
・人の気持ちがわからない
・金遣いが荒い
・断捨離が苦手
・無駄なことにお金をかける
・安物買いの銭失い
・自己肯定感が低い
austerityから連想される仕事運の解釈
・社長・CEOなどの職に向いている
・リーダーシップが取れる
・自分の仕事に誇りをもつ
・自分の能力をひけらかさない
・プロジェクトマネージャー向き
・会計・経理などの仕事が得意
・税理士などの資格取得
・ハラスメントに注意する
・自分の能力をひけらかす
・自分の能力を誇張している
・部下や同僚へのマウント
・チーム内で暴言を吐く
・指導の仕方が下手
・お金の仕事に向いていない
austerityから連想される恋愛運の解釈
・よき夫よき妻である
・お互いを尊重しあえる
・よい家柄の人と出会う
・よい家柄に嫁ぐor婿入り
・神前や仏前の結婚式
・うまく節約できている
・パートナーの暴走を食い止める
・厳格なしきたり
・義理の家族との問題
・お金の問題に口を出す
・パートナーが借金を抱えている
・お互いが尊敬し合えない
・節約しすぎ(厳しすぎる)
その他の解釈
・占いや宗教に注意
・自分の子どもに優しくする
・養子にする
・優しさを持つ
・相手を気に掛ける
・アフリカ、地中海
・休む暇がない
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