One Little Voice@元SEのフェアリーブログ(宇宙・星座・セラムン大好物)

HSPな英語学習者、元SEのMaryによる人生立て直しブログです。

青年海外協力隊の応募に英語は必要ですか?|JICA 2020年現役隊員へのインタビュー①

JICA 青年海外協力隊 30代 女性 現役 アフリカ 英語 英会話 TOEIC

 

JICAの現役隊員さんに「英語力・その他言語」について聞いてみました!

 

JICA(青年海外協力隊)。

みなさん一度は耳にしたことがありませんか?

あるいは電車の中刷りで見たことはありませんか?

 

毎年春と秋に募集のある青年海外協力隊。

 

見事、その選考会と合宿を乗り越え

アフリカに長期派遣中の30代女性Yさんに

JICA派遣前・派遣中の様子を

インタビューしてみました。

 

今回は英語・その他の言語について。

 

これから協力隊にトライしてみたい方、

ぜひ覗いていってみてください!

 

 

この記事のターゲット
  • JICA(青年海外協力隊)派遣を目指している方
  • 英語がまったく話せないけどJICAにチャレンジしてみたい方
  • 現在派遣中のJICA隊員の体験談を知りたい方

 

 

 

 

青年海外協力隊応募の時点で英語力は「中学卒業程度」が目安

2020年3月現在、JICAのホームページでは

こう書かれています。

 

英語については「中学卒業程度」。

 

つまり英検3級、

もしくはTOEIC330点程度です。

 

けれど、実際には英語が話せなくても

大丈夫な案件がありますし

英語ができなくても

現地で生活できている人がいます。

 

ここでは、派遣先の公用語が

英語かどうかで分けて記載します。

 

派遣先の公用語が英語の場合

派遣先の公用語が英語の場合*1

応募時点で、より基礎的な

英語力が求められるでしょう。

 

さらに高度な案件では

英語力A*2やB*3と指定されています。

 

ただし自信が無くても大丈夫。

派遣前の訓練では

英語の語学訓練を受けることになります。

 

会話・文法・単語を学ぶクラスと、

英語で授業やプレゼンをするクラスがあります。

 

ここで頑張れば

英語力を上げることができます。

 

派遣先の公用語が英語以外の場合

派遣先の公用語が英語でなければ、

応募時点で英語・派遣先の公用語は

話せなくてもOKです。

 

その代わり、

派遣前の訓練では現地の公用語*4

勉強することになります。

 

公用語が英語orその他に限らず「現地語」習得の可能性

JICA訓練で英語やその他の公用語を習っても

派遣先の地域や部族で話されている

「現地語」の習得が必要になる場合もあります。

 

つまり「公用語」+「現地語」という

2言語以上を訓練する可能性もあるのです。 

※もちろん公用語のみの場合もあります。

 

これについては、後の章で補足します。

 

英語の有無にかかわらず、語学の勉強が苦手な方には厳しいかもしれません。

では現在派遣中のYさんに、詳しくインタビューをしていきましょう。

 

青年海外協力隊 応募時の語学条件と英語力は?

JICAに申し込んだときの語学の条件を教えてください。

一部の案件で、TOEICのスコアが640点以上でした。

 

JICA(青年海外協力隊)の募集要項には、

案件(派遣先+職種)ごとに、

語学力の目安が記載されています。

 

【例(一部抜粋)】

▶国名:ブータン

▶要請内容:

国外から調達した〇〇についての品質検査業務を支援します。

▶資格条件:

大卒(XXX) 実務経験(2年以上) 

▶選考指定言語:英語B

 

「選考指定言語」の欄に

記載されているものが、この案件に

必要な語学の条件になります。

 

Yさんが応募された当時(2017年)

Yさんの第一希望案件は

「語学の条件なし」とされていました。

 

第二希望・第三希望の案件では

TOEIC640点以上(英語力B)と

条件がついていました。

 

ですので、Yさんは応募までに

TOEIC640点程度のスコアを取得されました。

 

ちなみにYさんは前職で、ある国に半年以上派遣されていましたし、個人でオンラインの英会話レッスンを受けられていましたよ。

 

青年海外協力隊 派遣先と公用語について教えて

結局、どのエリアに派遣が決まったのですか?

派遣先はアフリカになり、その国の公用語を訓練することになりました

 

JICA 青年海外協力隊 30代 女性 現役 アフリカ 英語 英会話 TOEIC


JICAでの書類審査や面接を経て、

無事、第一希望の国に

派遣されることになったYさん。

 

実は、この第一希望の国は

公用語が英語ではありません。

 

その国で使用されている言語を

イチから習得する必要がありました。

ここでは便宜上フランス語とします。

 

当然、フランス語を習ったことはありません。

 

でも大丈夫。派遣までに語学の訓練を受けることができますよ

 

青年海外協力隊 派遣前の語学訓練について教えて

さて、フランス語なんか

人生で一度も習ったことのないYさん。

 

しかし、先ほどもお話ししたように

派遣前の訓練合宿で、みっちり

語学訓練を受けることになります。

 

ちなみに

 

・公用語が英語の国に派遣される人は英語

・英語以外の場合は現地の公用語

 

のクラスでそれぞれ勉強します。

 

全体の半分は英語のクラス。

英語を公用語とする

派遣先が多いということですね。

 

それでは順を追って説明しましょう。

 

①事前課題が配られる

JICAに合格してから合宿が始まるまで

事前課題が配られるそうです。

 

ここで基本の発音や文法の基礎、

挨拶、数字・日にちの言い方などを

習得します。

 

②合宿開始時にクラス分けテスト

さて、事前課題を終わらせたら

いよいよ合宿開始です。

 

この合宿のはじめに言語ごとに

クラス分けテストがあります。

 

あくまでもクラス分けですので

ここで高得点が取れなくても大丈夫。

 

③毎日3時間以上の語学訓練、英語で説明する先生もいる!

クラス分け後は本格的に訓練開始です。

 

毎週月~土曜は

最低でも3時間以上の語学訓練があります。

 

かなりみっちりですね… 

 

英語クラスは文法だけではなく

プレゼンなどの授業があるようです。

 

そして英語・その他言語問わず

なかには英語で説明をする先生

いらっしゃるようです。

 

つまり、

日本語⇔現地語での説明ではなく

英語⇔現地語の説明です。

(英語だと英⇔英ですね)  

 

④最終テストで不合格なら派遣中止

長い訓練合宿の最後に

テストが待ち受けているそうです。

これは英語でもその他言語でも同じ。

 

そのテストで一定の成績を取れなければ

派遣中止となってしまう人も!

気を付けておきたいところですね…。

 

補足:公用語以外の「現地語」を習得する可能性も!

JICAの語学訓練は基本的に

派遣先の「公用語」を習得します。

 

しかし、公用語の習得だけに

留まらない可能性もあります。

 

特にアフリカの場合、多部族国家が多いのが特徴。

それぞれの部族ごとに異なる言語があるので、

仕方なく公用語が元統治国の言語*5

なっていることが多いです。

 

ガーナを例に出してみましょう。

 

ガーナはかつてイギリスの植民地でした*6

ですので公用語は英語です。

しかし、多数の部族で構成されているため

約80の言語が話されています。

 

ですから、現地に派遣されてから1か月前後、

現地の語学学校、もしくはホームステイで

公用語から現地語・部族語を学習することもあります。

 

現地の方と深いコミュニケーションを取れるようになるには、こうした努力も必要となります。

 

青年海外協力隊 派遣中に英語は使う?英語力は上がる?

派遣がはじまってから、英語を使うことはありますか?

派遣先が英語圏ではないので、日常では使用しません

 

JICAの案件のなかで、

英語を使う国に派遣された場合は

必ずと言っていいほど英語力は伸びます。

 

しかし、Yさんのように

英語圏ではない国に派遣された場合は

日常的に英語を利用する機会はありません。

 

代わりに現地で使われている

公用語や現地語力は伸びますよね。

 

ただし、現地の言葉を教えてもらうときに

英語で説明を受ける場合があるそうで

その際には英語を話せる方が良いそうです。

 

青年海外協力隊 英語・その他言語に関するまとめ

ここまで、現役隊員のYさんに

英語・その他言語に関する

インタビューをしてきました。

 

まとめ
<応募時点>
  • 2020年3月現在、JICAの応募には「中学卒業程度」の英語力が必要
  • 英語圏の案件では、英語の基礎がある方がベター
  • 英語圏以外の案件では、英語・現地公用語は話せなくてもOK
  • 日本語以外の言語を意欲的に学べる人が向いている
<訓練~派遣中>
  • 訓練で、英語もしくは現地公用語を学ぶことができる
  • 日本語ではなく英語で授業を行う先生がいる
  • 英語力を強化したいのであれば、英語圏の国を希望しよう
  • 公用語とは別に、現地語が必要となる場合もある
  • 英語圏以外の国に派遣された場合でも、英語で現地語の説明を受ける機会がある

 

いかがでしたでしょうか?

 

現地の言葉に興味を持って勉強する志があれば、応募時点で全く喋れなくても大丈夫だと思います。

 

これから応募しようと思っている皆さん、語学の壁に負けずトライしてみましょう!

 

 

www.petit-voice.com

 

 

 

*1:例えば南太平洋の国やアフリカの一部の国

*2:TOEFL550点、TOEIC730点以上、IELTS 6.0以上など

*3:TOEFL500点、TOEIC640点以上、IELTS 5.0以上など

*4:フランス語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、タイ語…など

*5:英語やフランス語など

*6:現在もイギリス連邦加盟国