One Little Voice@元SEのフェアリーブログ(宇宙・星座・セラムン大好物)

HSPな英語学習者、元SE▶元団体職員のMaryによる人生立て直しブログです。

残業代は出ないと心得ろ!NGO・NPOで働く人の時間外労働について考察してみました

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NGOやNPOの時間外労働について

 

みなさん、残業や休日出勤はは好きですか?

先日見ていた某クイズ番組で「休みの日、上司からの仕事の連絡はいやだという人は何パーセント?」という問題がありました。

その解答、なんと58%。つまり、42%の方は休日の連絡はOKという結果に。職種によるのでしょうけど、思った以上に多いなという印象でした。

近年の一般企業では、残業や休日出勤を減らし、ワークライフバランスを整えようとしていますし、どうしても残業が必要な場合は、残業代をしっかり支払うようにしていますね(当たり前ですが)。

では、NPOやNGOではどうなんでしょうか?実際に勤めていた団体の経験を交えながら記載していきたいと思います。

 

この記事のターゲット
  • NPOやNGOでの、時間外労働の実態を知りたい人
  • NPOやNGOで残業代が出るか気になっている人

 

 

 

 

結論:NPO・NGOはカツカツなので、残業代はないと思え

 以前、以下の記事でNPOやNGOは「助成金や寄付で成り立っている」と記載しました。 

www.petit-voice.com

 

 この記事を読んでいただくとお分かりいただけるように、お金に関してカツカツなところが多く、基本的に残業代は出ないと思ってよいでしょう。よほど待遇のよい団体でない限り、希望は捨てておきましょう(笑)

 

そんな状況のNPOやNGOですが、残念ながら時間外労働はあるのです・・・

この展開、皆さんの想像通りでしょうか?(笑)

 

サービスにサービスを重ねた時間外労働

 上述のとおり、お給料は安く、残業代は出ない。けれど、仕事はあふれるように存在する。

それがNPOやNGOの実態です。

 

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 寄付を集めるために方々を駆けずり回り、毎月のように会報を作って寄付者や会員に配ります。WordやPowerPointなどのOfficeツールを使う団体もあれば、IllustratorのようなDTPツールを使ってガッツリ作る団体もあります。

 地域密着型の団体であれば、地域のイベント・セミナーを催したり、お子さんとのふれあいイベントを行ったり、都道府県や市町村との連携があります。もちろんそれには準備が必要です。

 政治的なイベント(G7やG20、その他国連等の国際会議)があれば、会議に出席して物申したり、海外にも視察に行ったり・・・みなさんの想像を超える膨大な量の仕事があります。

 

就業時間が朝9:00~18:00だったとしましょう。

 

要領よく仕事の出来る人は、自担当分の仕事を終わらせてすぐに帰ることができます。同僚の仕事が溢れていようが遅れていようが、構わないクールな方は時間が来れば帰ります。

けれどNGOやNPOは少人数で仕事を回しています。担当領域外の仕事(チラシ作り、郵送準備、イベント会場の視察など)もそこら中に転がっていますから、仕事をうまく分担できないと、真面目な人に仕事が全部のしかかります。当然納期がありますから、就業時間外に仕事をしないと回りません。

たとえ18時が定時であっても、帰りは20時・21時になることもあります。けれど残業代はまったく出ません。これは決まりです。

海外との調整は時差があります。割り切らないと夜中まで海外の相手をすることになります(これで体調を崩す人がいるのですが)。土日も出勤して、もしくはリモートワークをしながら仕事をしている人もいますよ。けれど時間外の手当はありません。規則ですから。

これが、サービスにサービスを重ねた時間外労働という所以です。

 

誰かがサービス残業(ほとんどボランティアに近い状態)でカバーしないと回らないのです。

だから、NGOやNPOは「給料」・「お金」・「時間」それらを度外視して本当にその活動に打ち込む気力と情熱がないと続かないのです。

 

 

NPO・NGOの時間外労働を減らすことができない本当の理由

 先ほど、仕事量が多いため時間外労働せざるを得ないとお伝えしましたが、仕事量が多いことには理由があります。

 

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その1:助成金や地方自治体からの支援を受けるため

 何度も言いますが、NPOやNGOは企業や地方自治体からの助成金を獲得することで、運営を維持しています。また、地方自治体から事業を請け負い、こなすことで地域との結びつきを強化します。

 純粋に昨年よりも、たくさんの助成金や協賛事業を獲得するため、そしてそうした事業を絶やさないように仕事を常に取り続けなければいけません。

 取り続けようと思ったら、営業(売り込みや、イベントの協賛など)しなければいけませんし、多少身の丈に合わない規模であっても、声を掛けられたら仕事をもらう姿勢は崩せないのです。だから、火の車になるのですね。 

 

その2:チームリーダーや上司が仕事を抱えてしまうから

 これは純粋に、上司やチームリーダーとして役割分担がヘタなことに由来します。一般企業と同じです(笑)

 私の元上司は役割分担やスケジュール管理が苦手な人でした。上司なのに持っている仕事が多く、そのおかげで作業指示や全体の運営がまったくできないのです。上司は毎日定時を過ぎても席にいました。そして、土日関係なしにメールは飛び交うし、資料の修正もしていました。

 そんな状況が続くので、すべてのことが後回しになってしまい、結果的に期限(納期やイベント日)ぎりぎりで火を噴き、他のメンバーが残業しないと回らない状況に陥っていました。

 少人数で回している以上、多少の無理は致し方ないと理解しますが、あまりにも管理ができていなさすぎて、新入りの私が管理してあげようかと思うレベルでした…(ちょっと口を出したら嫌がられましたがw)

 

www.petit-voice.com

 

 

まとめ

 ここまで、NPOやNGOの残業代・時間外労働についてみてきました。重要なのでここで何度もお伝えしたいのが、「お金を稼ぎたい」という理由でNPOやNGOに入職することはオススメしません。

 取り組んでいる課題に真剣に向き合い、ライフワークとして活動することが求められる団体なのです。もし、この記事を読んでいるあなたが、NPOやNGOで働きたい場合、覚悟を持って入職することをおすすめします。

 世の中を変える、世の中を自分の力で切り開いていく。半分以上ボランティアのような形になっても、どうしても働きたい人だけが受け入れられる業界なのです。