セーラームーンRの敵キャラ(カーディアン・ドロイド)たちを集めたよ!
今回はセーラームーン(無印:ダーク・キングダム編)の続き、セーラームーンRシリーズの敵キャラクター達をご紹介します!
前半13話は魔界樹編(エイル・アン)、後半30話はブラック・ムーン編となります。
魔界樹編は「カーディアン」、ブラック・ムーン編は「ドロイド」と呼ばれる手下の敵たちも登場します!
- セーラームーンR(魔界樹編) 敵キャラクター一覧
- 1話(通算47話)カーディアン ヴァンピル
- 2話(通算48話)カーディアン ミノタロン
- 3話(通算49話)カーディアン ファライオン
- 4話(通算50話)カーディアン ヘルアント
- 5話(通算51話)カーディアン レーシー
- 6話(通算52話)カーディアン ギガロス
- 7話(通算53話)カーディアン アマデラス
- 8話(通算54話)カーディアン セイレーン
- 9話(通算55話)カーディアン ウトンベリノ
- 10話(通算56話)カーディアン ピピエーロ
- 11話(通算57話)カーディアン アマーンジュ
- 12話(通算58話)カーディアン ヤーマンダッカ
- 13話(通算59話)魔界樹、エイル、アン
- 小話:マンションの名前は「十番オデュッセイア」
- セーラームーンR(ブラック・ムーン編) 敵キャラクター一覧
- 紅のルベウスとあやかしの四姉妹
- 翠のエスメロード
- プリンス・デマンドと蒼のサフィール
- ワイズマン(デス・ファントム)とブラックレディ
- 次はセーラームーンS!
セーラームーンR(魔界樹編) 敵キャラクター一覧
セーラームーンRの前半13話は『魔界樹編』とよばれています。
登場した敵は、エイルとアン。
原作には登場しないアニメオリジナルのキャラクターです。
名前の由来は「エイリアン」。
エイリアンとは、もともと「外国人」という意味ですが、最近では「地球外生命体」という意味でも使われますね。
2人は『生命エナジー』をエサにして生きている、宇宙のさすらい人。
エネルギーをためこむ「魔界樹」と呼ばれる木とともに、東京にやってきました。
- エイル:
アンの恋人で笛を吹いている。東京では中学3年生の『銀河星十郎』として生活する。うさぎのことを気に言っている。 - アン:
エイルの恋人で、宇宙一の未来予知ができる少女。東京では中学2年生の『銀河夏美』として生活する。うさぎのクラスメイト。衛のことを気に言っている。
エイルとアンには特殊な能力があります。
- 特殊な空間を作り出す
- 人間を洗脳する
- カードから怪物を呼びだす
- エナジーを吸いとる
- エナジーを魔界樹にためる
- エナジーを魔界樹から取りだす
これらの能力をつかって、地球の人々に襲い掛かってきます。
とくに、彼らの手下である『カーディアン』は、エナジーを集めるための部隊。
セーラー戦士と戦うことになります。
カーディアンの由来は「カード」で、倒されたら「クレンジング」と叫びます。
アンがカードを選び、エイルが笛を吹いたら、カーディアンが登場します
1話(通算47話)カーディアン ヴァンピル
最初のカーディアン。名前の由来はヴァンパイヤから。
右腕の先は花の形です。
何もしていないときは、花びらを閉じています。
エナジーを吸い取るときは花を開き、めしべやおしべのようなものを出して巻き付けます。
復活したセーラームーンの「ムーン・ティアラ・アクション」で倒されました。
ヒルガオをモチーフにしている?(ヴァンパイヤ+ヒルガオでヴァンピル?)
ちなみにこの回で英雄ペルセウスとアンドロメダの話が出ます。ご興味があれば参考にしてください。>>アンドロメダと英雄ペルセウス
2話(通算48話)カーディアン ミノタロン
牛柄模様の入った服を着た、見た目ちょっとかわいいカーディアン(笑)
ミノタロンは、ギリシャ神話の怪物「ミノタウロス」からつけられています。
ミノタウロスは頭が牛、身体は人間です
2本の角を伸ばし、ターゲットの身体をはさむことでエナジーを吸い取ります。
セーラージュピターの「シュープリーム・サンダー」の後、マーズの「ファイヤー・ソウル」・ヴィーナスの「クレッセント・ビーム」合体技で倒されました。
この話、覚醒前のレイちゃんとまこちゃんが、丸腰でミノタロンと戦うんですよね。二人とも、すごい!
3話(通算49話)カーディアン ファライオン
糸車を持つ、ライオンの姿をした「ファライオン」。
まこちゃんの幼馴染である、篠崎くんからエナジーを奪っていました。
篠崎くんを傷つけたファライオンに、怒りをぶつけるジュピターの「シュープリーム・サンダー」で倒されました。
名前の由来は「ファー(毛皮)」のついたライオンから。
3話の途中で、夏美(アン)が歌っている「つきあ~かり、みあげ~るそら~」は、前作の最終回で流れた「You're just my love」の出だしです(笑)
4話(通算50話)カーディアン ヘルアント
バーチャルリアリティのなかで、エイルとアンが呼び出した「アリ」の形をしたカーディアン、ヘルアント。
なぜアリさんなのかというと、バーチャル・リ「アリ」ティだから(笑)
ヘルアントという名前は、アリ地獄から来ています(ヘル=地獄、アント=アリ)
セーラームーンが「ムーン・ティアラ・アクション」で倒そうとしましたが、ティアラが発動せず。
駆け付けたヴィーナス(クレッセント・ビーム)とジュピター(シュープリーム・サンダー)の合体技で倒されました。
月影の騎士が登場しましたが、まったく役に立たなかった回です。(いつも通り)
5話(通算51話)カーディアン レーシー
お花見に来たうさぎたちに、カーディアン「レーシー」が襲い掛かります。
「レーシー」とはスラヴ民族(東ヨーロッパ~西ロシア)のあいだで言い伝えられている「森の精霊」です。
イタズラをしたり、人間に危害を加えたりするそうですよ。
この回で、セーラームーンの「変身ブローチ」が壊されます。
これまでの話で、ティアラが発動しなかったり、ブローチが簡単に壊れてしまった原因は「うさぎの心」。
無印の最後で「普通の女の子」として生活することを望んだうさぎ。
Rシリーズの冒頭で、再びセーラームーンとして目覚めますが、まだ心のなかでは「ふつうの中学生」として過ごすことを望んでいました。
しかし今回、多くの友だちや大切なひとが、カーディアンの犠牲になったことで、うさぎは「強くなろう」と決心します
地下空間のなかで、うさぎは前世の母親である「クイーン・セレニティ」と出会い、失った銀水晶を手に入れます。(まだ完全な力は戻っていない)
そして新たなコンパクト「クリスタル・ムーン・コンパクト」を手に入れ、パワーアップ。
新ロッド「キューティー・ムーン・ロッド」でレーシーを撃破します。
6話(通算52話)カーディアン ギガロス
幼稚園児たちの乗ったバスを狙うカーディアン「ギガロス」。
ギガロスの背中には羽があり、カードの後ろに太陽が描かれていることから、ギリシャ神話のイーカロス(イカロス)をモチーフにしていると思われます。
この回で、セーラーヴィーナスが「クレッセント・ビーム・シャワー」を初披露しました。
セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」でクレンジング。
ギガロスの声は、クレヨンしんちゃんのお母さん(みさえ)を担当している「ならはしみき」さんでしたー!(笑)
7話(通算53話)カーディアン アマデラス
まだ小さな赤ちゃんからエナジーを奪い取るカーディアン「アマデラス」。
由来は天照大神です。
日本の神様のなかで最高位に位置する神様で、伊勢神宮に祭られている神様。天(世の中)を広く照らすという意味で、太陽の化身ともいわれています。
アマデウスのカードは、タロットカードの大アルカナ「19.太陽」をモチーフにされています。
正位置で「幸せな結婚・恋愛」を意味し、逆位置では「婚約破棄、結婚生活のトラブル」を意味します。
ただし、恋愛・結婚としての意味で、金運・仕事運などはまた別の意味がありますよ!
マーキュリーがパワーアップして「シャボン・スプレー・フリージング」を発動、セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」でクレンジング。
8話(通算54話)カーディアン セイレーン
レイちゃんの通う「T.A女学院」の学園祭、レイちゃんのリサイタル中に現れた、カーディアン「セイレーン」。
セイレーンとは、スターバックスのロゴにも描かれている人魚のこと。ギリシャ神話で海の怪物とされ、美しい歌声で惑わし、船を難破させるそうです。
レイちゃんのリサイタルと掛けたようですね。
この回で、セーラーマーズが「ファイヤー・ソウル」と「悪霊退散」の合体技「ファイヤー・ソウル・バード」を初披露しました。
セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」でクレンジング。
レイちゃんが前半で歌っている曲は「ほっとけないよ」で、最後に歌っているのが「永遠のメロディ」です。
9話(通算55話)カーディアン ウトンベリノ
まこちゃんが、星十郎(エイル)に近寄っているのを見て、嫉妬したアン。
暴走するアンは、星十郎と一緒にまこちゃんを攻撃。
そこにセーラームーンが登場します。
一方、まこちゃんが『無償の愛』を与える姿に、疑問をもつエイル。
結局、エイルはアンに加担し、カーディアン「ウトンベリノ」呼び出します。
ウトンベリノを反対から読むと…?「のり弁当」、ですね^^;
ウトンベリノは右腕にちくわを仕込み、そこから海苔を発射します。
パワーアップしたジュピターの「シュープリーム・サンダー・ドラゴン」で弱ったところを、セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」でクレンジング。
10話(通算56話)カーディアン ピピエーロ
衛と夏美(アン)が主役の舞台「白雪姫」。
王子役になれなかったエイルが嫉妬して、カーディアン「ピピエーロ」を呼び出し、観客からエナジーを奪い取ろうとします。
名前は「ピエロ」から。
この回では、誰が白雪姫の役をするかで、もめました(笑)
- 衛を手伝おうと言い出した、レイちゃん
- キュートな主役、うさぎちゃん
- 胸が一番大きい、まこちゃん
- エレガントと気品の、美奈子ちゃん
- 台詞の少ない白雪姫を望む、亜美ちゃん
なんやかんやで、白雪姫をしれっと要望する亜美ちゃんが面白い!(笑)
11話(通算57話)カーディアン アマーンジュ
早くセーラー戦士たちを倒したいエイル。
しかし、アンは英語の居残り勉強をさせられてしまいます。
アンを待ちきれず、エイルはひとりでカーディアン「アマーンジュ」を呼び出し、衛からエナジーを吸い取ろうとします。
しかし、アマーンジュは言うことを聞かず…。
アマーンジュの由来は「あまのじゃく」です。
天邪鬼は「鬼」の妖怪だから、鬼の絵柄がカードに描かれていたんですね
セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」でクレンジング。
12話(通算58話)カーディアン ヤーマンダッカ
エナジー不足でとうとう魔界樹がかれてしまった。
急いで人間から、エナジーを大量に奪いたいエイルとアンは、「ヤーマンダッカ」という4つの顔を持つカーディアンを放ちます。
なんかちょっと気持ち悪いですよね(笑)
ヤーマンダッカの由来は「ヤマーンタカ」という仏教の明王「大威徳明王」からきています。
「明王」とは、仏教のなかでも「密教」における仏さま。一般人に脅しをかけ、仏教徒にさせるために、怖い顔をしていると言われています。
そのなかでも五大明王といわれる明王さまたちがいて、その中心が不動明王です。そして、西側に位置にするのが大威徳明王(ヤマーンタカ)と言われています。その正体は「阿弥陀如来」だとか。
日本ではヤマーンタカは6つの顔を持っていると言われています。
暴走した魔界樹にからめとられて倒れ、そのまま登場しませんでした。
13話(通算59話)魔界樹、エイル、アン
魔界樹の暴走が始まった。
その理由はエイルとアンに「ある想い」を気づかせたかったから。
魔界樹とは、知性をもった植物のこと。
その昔、海と魔界樹しかいない星がありました。さみしかった魔界樹は、自らの手で話相手を作りだしたが、やがて彼らは互いを傷つけあい暴走しはじめました。
結果、残ったのがエイルとアンだった。
エイルとアンは、他人から愛やエナジーを奪って生きてきましたが、魔界樹は奪うのではなく「愛をはぐくむ」ことを伝えたかったのです。
魔界樹の暴走により、アンがエイルをかばって倒れました。
そこでようやく、エイルとアンが「本当の愛」に目覚めたのです。
魔界樹は、自らセーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」を受けて浄化。
小さな苗に変化し、エイルとアンは地球から去っていきました。
小話:マンションの名前は「十番オデュッセイア」
繰り返しになりますが、魔界樹編はテレビアニメオリジナルの話です。
彼らの住んでいたマンションが『十番オデュッセイア』だったことに気が付きましたか?
古代ギリシャの長編物語の名前です。
主人公はオデュッセウスといい、彼は「トロイア戦争」の英雄でした。戦争から凱旋(勝利して帰郷する)しようとしますが、海の神様「ポセイドン」に恨まれている彼は、数々の困難に遭遇。
故郷のイタケーにたどり着くまでに掛かった時間はなんと10年。その10年間の漂流や冒険を記載したのがオデュッセイアでした。
また、オデュッセウスはギリシャ語で「憎まれ者」という意味があります。
ここから、数々の星を転々とした魔界樹・エイル・アンの話が作られたのではないかと考えています。
セーラームーンR(ブラック・ムーン編) 敵キャラクター一覧
セーラームーンRの14話(シリーズ通算60話)から登場するのは「ブラック・ムーン一族」です。
額に、黒い逆さ三日月のある一族。「邪黒水晶(じゃこくすいしょう)」と呼ばれる黒い水晶を持っています。
太陽系第10番惑星「ネメシス」*1を拠点に、30世紀の地球である「クリスタル・トーキョー」を、邪黒水晶の力で破壊・制圧しようとしています。
邪黒水晶を打ち込まれ、クリスタル・トーキョーは壊滅状態になりました。
しかし、中心にある「クリスタル・パレス」は、結界である「クリスタル・ポイント」、そして未来の4戦士(マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス)の力で固く守られています。
また、未来にあるべきはずの「幻の銀水晶」は、ブラックムーンの攻撃前に、持ち去られてなくなっています。
そこで、ブラック・ムーンは20世紀への侵略をはじめます。将来クリスタル・ポイントとなるべき場所をダーク・パワーでみたし、邪魔な存在である「銀水晶」「Rabbit」を始末するためです。
組織は、ワイズマンを頂点とし、プリンス・デマンド、ルベウス、エスメロード、サフィールがいます。
ルベウスの配下には「あやかしの四姉妹」、エスメロードの配下には「ブール・ブラザーズ」がおり、必要に応じてさらに「ドロイド」を召喚します。
ドロイドは、ムーン・プリンセス・ハレーションを受けても「クレンジング」とは叫ばないようです。
<名前の由来>
- ワイズマン:Wise-man(賢い男)
- プリンス・デマンド:ダイヤモンド
- サフィール:サファイヤ
- エスメロード:エメラルド
- ルベウス:ルビー
- ペッツ:ペッツ鉱
- カラベラス:カラベラス鉱
- ベルチェ:ベルチェ鉱
- コーアン:紅安鉱
- キラル:化学用語
- アキラル:化学用語
- ドロイド:アンドロイド(人造人間)
アニメと原作とのちがいについては、こちらをご参照ください
紅のルベウスとあやかしの四姉妹
「紅のルベウス」は、プリンス・デマンドの配下で、ブラック・ムーン一族の一番手。
巨大なUFOを持っており、ルベウスと手下の「あやかしの四姉妹」が同乗しています。
彼の目的は、3つあります。
- Rabbit(ちびうさ)の捕獲
- 銀水晶の破壊
- 30世紀のクリスタル・ポイント破壊
3.については、20世紀の同じ地点(将来、クリスタルポイントとなる場所)をダーク・パワーで満たし、過去からクリスタル・ポイントを破壊しようとしています。
最初は「あやかしの四姉妹」を東京十番街の街中に送り出し、様子を見ているだけでしたが、次第に前線にも出てくるようになります。
あやかしの四姉妹を簡単に見捨てるくらい、冷酷な人です
紅のルベウスの手下。ドロイドを使ったり、時には自分でセーラー戦士たちと戦う。
- 長女ペッツ:
雷を使い攻撃する(ダルクサンダー)。サフィールが好き。 - 次女カラベラス:
鞭を使い攻撃する(ダルクビュート)。 - 三女ベルチェ:
水を使い攻撃する(ダルクウォーター)。お嬢さま喋りで、ドロイドに「ちゃん」をつける。ドロイドに対して冷酷。 - 四女コーアン:
炎を使い攻撃する(ダルクファイヤー)。思ったことをストレートに発言する。お化粧は欠かせない。ルベウスが好き。
14話(通算60話)あやかしの四姉妹、四女コーアン
ブラックムーン編の最初は、なんと「あやかしの四姉妹」の四女であるコーアン!
ちびうさが、うさぎ以外の4人に睡眠薬を盛ったことで「お尻ぺんぺんの刑」を受けていると泣いてしまい、コーアンに見つかってしまいました。
コーアンは「ダルクファイヤー」という炎の攻撃をします。
セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」を受けるも、攻撃をよけて、ルベウスの元へ帰っていきました。
「ダルク」は「ダーク」から来ているようですね
15話(通算61話)ドロイド アツゲッショ
衛から絶交されちゃう、うさぎの話です(絶交はしばらく続く)
あやかしの四姉妹、三女ベルチェのドロイド アツゲッショ。
未来のクリスタル・ポイントである「お多福屋」の販売員(厚毛)となり、ベルチェの作った化粧品を売っています。
化粧品には悪い成分が含まれており、数年後に皮膚がかぶれたり、白髪が出てしまいます。そうなると、お多福屋のイメージが悪くなり、クリスタルポイントとして機能しなくなるのです。
名前は「厚化粧」から。
ベルチェからは「アツゲッショちゃん」と呼ばれています
自分の攻撃をタキシード仮面に返され、顔面真っ白に。
すばやく(適当な)メイクをするも、「ムーン・プリンセス・ハレーション」で、結晶化。
16話(通算62話)ドロイド ニパス
将来のクリスタル・ポイントとなるアイスクリーム屋さん「BOB FLOY」。
ベルチェは、アイスクリームに小細工をしかけます。
食べたら我慢ができなくなり、喧嘩早くなるように仕向け、将来に結界が張れないようにする、というのです。
手下のドロイド ニパスを店員に仕向けます。
ニパスはギリシャ語の「νιφάς」で、英語の「Snowflake」つまり、ふわふわっとした雪の結晶のことです。
Wikipediaでは吹雪と描かれていますが、吹雪はギリシャ語で「Χιονοθύελλα」なので、若干ニュアンスが異なりますね。
この回で、4戦士の変身スティック・5戦士分の通信機がリニューアルします
マーキュリーの新必殺技「シャイン・アクア・イリュージョン」のあと、「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
17話(通算63話)ドロイド ダンブル
火川神社の一角が将来の『クリスタル・ポイント』。
その一角で、若い女の子と触れ合いたいレイのおじいちゃんが『プロテクト・エステ』という、プロレスを組み合わせたようなダイエットジムを開きます。
そこにコーアンと手下の「ダンブル」が登場。
集まった女の子どうしを戦わせて、ダークパワーで満たそうとしています。
今回のドロイド「ダンブル」は、女子プロレスの「ダンプ松本(ダン)」さんと「ブル中野(ブル)」さんから。
どちらもヒール(悪役)のレスラーさんですね
セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されます。
その後、コーアンとセーラーマーズの一騎打ちに。
ここでマーズの新必殺技「バーニング・マンダラ」が登場します
18話(通算64話)ドロイド 風雷鬼
声だけ、プルートが登場!
ちびうさが「雷嫌い」であることを知ったブラック・ムーンは、雷の音でちびうさをおびき寄せようとします。
そこで、雷を発生させることができるドロイド「風雷鬼」が手下にいる、あやかしの四姉妹:長女ペッツが向かうことになります。
ご存知の通り、ペッツはウラヌス役の緒方恵美さんが演じられています。幽白のアニメと同時期なので、めちゃくちゃ忙しかったでしょうね…
ドロイド風雷鬼の由来は、その名の通り「風神・雷神」からですね。
太鼓をたたいて雷を、手持ちのドライヤーで風を起こします。
たぶん、雷のエネルギーでドライヤーを動かしてるんでしょうねwエコですねw
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒しました。
19話(通算65話)ドロイド ジャーマネン
4つ目のクリスタル・ポイントである「おまじないハウス」に、仲の悪いペッツと、次女のカラベラスが向かいます。
2人はおまじないハウスの店員に化け、宝石を売っていますが、その宝石に願いをこめればこめるほど、正反対のことが起きます。
たとえば「彼と近づきたい」は「彼なんか嫌い」という憎悪の気持ちに変わります。
そのパワーを利用して、クリスタル・ポイントをダーク・パワーで染めようとしているのです。
そして、カラベラスの部下である「ジャーマネン」。
全身マゼンタ色(赤紫)で、ワインの中から登場しました。
由来はマネージャーだそうですが、個人的には「ジャム」や「シャーマン(おまじないから)」なんかも掛け合わせていると思います
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒しました。
ジュピターとヴィーナスが、新必殺技「スパークリング・ワイド・プレッシャー」と「ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン」を初披露!
20話(通算66話)ドロイド アボガードラー
次なるクリスタル・ポイントは「十番スーパー」。
ペッツとカラベラスは、手下の「アボガードラー」とともに、「ダーク・フルーツ」と呼ばれる、アボカドに似た黒い果物の試食を提供。
すると、食べた客はまるで「ゾンビ」のようになり、スーパー内の品物を腐らせていきます。
アボガードラーは「アボカド」から。
小学校の時に「アボガードラー」を見た記憶がありますよ(笑)
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
21話(通算67話)なし
バカンス先で噴火が起こり、恐竜の親子を火砕流から救う話のため、ブラックムーンは登場しません。
22話(通算68話)紅のルベウスとあやかしの四姉妹
ママに逢いたくて、時空のカギを使ってしまったちびうさ。
しかし、未来へ続く通路は開きません。
途方にくれ泣き出したとき、ちびうさのパワーが解放され、あやかしの四姉妹に見つかってしまいます。
ちびうさが未来からやってきたと知ったセーラー戦士たちは、はじめて姿を現した「紅のルベウス」、そして部下のあやかしの四姉妹と直接対決をすることに。
ぎりぎりまで追い詰めましたが、結局逃げられてしまいました
劇中で使われていた曲は「愛の戦士」です
23話(通算69話)ドロイド アクムーダ
うさぎへ「絶好宣言」した衛は、毎夜同じ夢を見ます。
「二人が結ばれると、不幸がセレニティを襲う」
そこで、うさぎに嫌われようと、元基の妹「宇奈月ちゃん」を恋人に見立て、うさぎを悲しませてしまいます。
宇奈月ちゃんは、もっと早く登場すると思ってました!(笑)
一方、まもちゃんの「彼女」に衝撃を受けたちびうさは、ショックのあまり家を飛び出したところ、ペッツとカラベラスに見つかってしまいます。
助けに入ったセーラームーンですが、登場したドロイド「アクムーダ」(由来:悪夢だ)によって呪われてしまいます。
悪夢から目を覚まさないセーラームーンを助けたのは、タキシード仮面でした。
無事に目を覚ましたセーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
24話(通算70話)コーアン
上司であるルベウスに恋するコーアン。
しかしルベウスは、コーアンのことを「これっぽっち」も好きではありません。
むしろ、その恋心を利用する冷酷な男!
コーアンはルベウスに好かれるため、火川神社に現れるちびうさを始末しようとしますが、セーラーマーズに邪魔されてしまいます。
ちびうさを取り逃がし、マーズにも勝ち目がないとわかったルベウスは「時空爆弾」をコーアンに手渡し、自らの命を犠牲にするよう、命じたのでした。
悲しみのなか、時空爆弾を手にしようとしたコーアン。
しかし、セーラーマーズのおかげで人間の心を取り戻し、銀水晶の力でリフレッシュ。
その後は、セーラー戦士たちと行動を共にします。
25話(通算71話)ベルチェ
四女コーアンを裏切り者として扱う、ルベウスとペッツ、カラベラス。
その会話から、三女ベルチェも『次に失敗すれば命はない』と思い始めます。
そんなベルチェは、新たなクリスタル・ポイントである「チェス・タワー」で亜美(マーキュリー)と対峙。
クリスタル・ポイントは6個目なのですが…(笑)
もう後がないベルチェは、セーラー戦士ともども、命がけで氷漬けにしようとたくらみます。
しかし、コーアンからの温かい言葉で和解。
セーラームーンの銀水晶の力でリフレッシュしました。
ベルチェの私服はどの回もオシャレでかわいいですよね~!直子先生が好きそう!
26話(通算72話)ペッツ、カラベラス
失敗続きで「プリンス・デマンド」がお怒りだと知った、ルベウス。
もう後がないルベウスは、ペッツに謎のスティックを手渡します。
スティックを手にしたペッツは、今までとは比べ物にならないくらい強力な力を手にし、セーラー戦士たちを一か所に集めます。
しかし、それはルベウスの策略。
四姉妹もろとも、セーラー戦士たちを次元の裂け目に葬り去ろうとしているのです!
セーラー戦士たちは、スティックの暴走を食い止めようと、次元のはざまへ飛び込み、「セーラー・プラネット・パワー」で破壊。
その後、ペッツとカラベラスは銀水晶の力でリフレッシュしました。
この回で、セーラー戦士はちびうさに正体がばれ、ルベウスにも銀水晶のありかを知られてしまいます。
27-28話(通算73-74話)紅のルベウス
エスメロード登場しましたね!めっちゃ好きです!
セーラームーンのブローチを盗み、20世紀の銀水晶をもって、時空のカギを使ったちびうさは、ルベウスに見つかってしまいます。
彼女を助けようと4戦士は応戦しますが、ルベウスに連れ去られてしまいます。
4戦士を助けるために、UFOに単身乗り込んだセーラームーンは「ムーン・プリンセス・ハレーション」を使いますが、ルベウスの前では歯が立ちません。
しかし、ルベウスの力の増幅原因が「邪黒水晶(増力装置)」だと知ったちびうさは、邪黒水晶を破壊。
結果、ルベウスは力を失い、ついでにUFOもコントロールを失うことになりました。
戦士たちはセーラー・テレポートで緊急脱出。
しかしルベウスはエスメロードに見捨てられ、UFOの爆発に巻き込まれてしまいました。
ルベウスの性格はアニメの方がゲスい感じですね…救いようのないゲスさです(笑)
翠のエスメロード
エスメロードは、プリンス・デマンドの配下で、ブラック・ムーン一族の二番手。
黄緑色の長い髪に、ボディコンのミニスカート、ピンク色のド派手な扇が特徴。胸と手首にエメラルドが仕込んであります。
ブラック・ムーン一族のなかでも一番人間らしい女性で、喜怒哀楽が激しく、感情が高ぶると高笑いをしますが、プリンス・デマンドに「声が大きい」と叱られてしまうこともあります(笑)
ひそかにプリンス・デマンドを慕っています。
彼女の目的は、3つあります。
- Rabbit(ちびうさ)の捕獲
- 銀水晶の破壊
- 30世紀から20世紀に、一気にダークパワーを注ぎ込む
30話の時点で、30世紀のクリスタル・トーキョーで起こっていることを整理します。
- クリスタル・トーキョーに邪黒水晶を打ち込んでいる状態(街は壊滅)
- クリスタル・パレスで、ネオ・クイーン・セレニティが眠りについている
- クリスタル・パレスは4戦士とクリスタル・ポイントの力で守られているので、陥落したとは言えない状態
ルベウスは「20世紀のクリスタル・ポイント」をダーク・パワーに差し替え、30世紀のクリスタル・ポイントの力を弱めようとしていましたが、失敗。
そこで、クリスタル・ポイントは諦め、エスメロードは30世紀から20世紀にむけて、ダーク・パワーを一気に流し込もうとしています。
ダーク・パワーを一気に流し込むには、手順があります。
- 20世紀の東京で、負のオーラがみちている「ネガティブ・ポイント」を見つける
- ネガティブ・ポイントに「楔(くさび)=ダルク・ヘンジ」を打ち込む
- ダルク・ヘンジに向かって、ダークパワーを未来から送る
- ダルク・ヘンジが成長したら「暗黒ゲート」を開く
- 暗黒ゲートを通じて、30世紀から20世紀の地球へ一気にダーク・パワーを送り込む
ということで、エスメロードはダルク・ヘンジを打ち込みに来ています。
ちなみにダルク・ヘンジはサフィールのお手製…(笑)
29話(通算75話)ジャーコック
ルベウスとの闘いのあと、ちびうさは悪夢にうなされ、目を覚ましません。
そこに新戦士「セーラープルート」がルナPを通して登場します。
プルートが言うには、ちびうさは邪黒水晶に心を犯されているとのこと。
前の話で、ルベウスのUFOの邪黒水晶を抜いたから…?
そこで、セーラー戦士たちはちびうさの心のなかに入り込みます。
そこは崩壊が進んだ未来都市「クリスタル・トーキョー」。
そこで、ちびうさは大きな鎌を持った男に追いかけられていました。
名前は名乗ってなかったのですが、エンディングで「ジャーコック」だったと判明!…邪黒、ですね(笑)
30話(通算76話)ドロイド マジパン
ケーキ屋さんに、ダルク・ヘンジを打ち込んだエスメロードに召喚された「マジパン」。
ご存知の通り、マジパンとは「アーモンド粉末と砂糖を混ぜ合わせたお菓子」のことですね!
マジパンは砂糖でできており、砂糖は水に溶けるので、セーラーマーキュリーの水の力で、抑えられたあと「ムーン・プリンセス・ハレーション」を受けました。
エスメロードさま、つっこみどころ満載すぎてww
31話(通算77話)ドロイド ウデリング
プロミスリング屋さんに、ダルク・ヘンジを打ち込んだエスメロードに召喚されたドロイドが「ウデリング」。
何のひねりもなく、腕輪(プロミスリング)ですね。笑
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
この回で、うさぎも衛と同じ夢を見て、衛とヨリを戻します!
32話(通算78話)ドロイド パルマコン
インフルエンザのようなカゼが大流行中の東京。
その理由はエスメロードが「十番医科大学病院」にダルク・ヘンジを打ち込み、ドロイド パルマコンによって菌をまき散らしたからです!
しかし、そのカゼにかからない女が二人…
愛野美奈子の大暴走をぜひ、堪能してください!(笑)
パルマコンは、ギリシャ語で「φάρμακον(pharmakon)」から名前が付けられています。φάρμακον(ファルマコン/パルマコン)とは「薬」のことです。
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
33話(通算79話)ドロイド ドッグバー
ドジといじられ、すねたアルテミスが、ひとりで動物大王国に乗り込んでいくお話。
アルテミスが主役になる回は少ないので、貴重ですね!
しかし、都合よく(?)その団体はエスメロードのダルク・ヘンジの餌食になってしまいました。
ここで召喚されたのはドロイド ドッグバー。
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
Mary調べですが「Dog Barks(犬の鳴き声)」からとっていると思います。
34話(通算80話)ドロイド ギワーク
中学生のたくさん通う学習塾「E英才塾」。
この塾に通う生徒たちが、「亜美はカンニングをした!」と亜美を責め立てます。
亜美は英才塾があやしいとみて、単身乗り込んでいきますが、ドロイド ギワークの術中にはまってしまい、他のセーラー戦士たちから「文句を言われている」幻影を見てしまいます。
ギワークは「疑惑」から取っていますね
「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
35話(通算81話)キラル・アキラル
エスメロードの部下である、通称ブールブラザーズのキラルとアキラル。
このブールブラザーズというのは、原作にしか名前が登場しません
- キラル :色白で、黒目部分がレッド、白目部分がグレー
- アキラル:日焼け肌で、黒目部分がグリーン、白目部分がグレー
2人は十番公園と、十番小学校の屋上にそれぞれ「ダルク・ヘンジ」を打ち込みます。
学校内では、ダークパワーが充満し、小学生同士がけんかをしていました。
ちびうさの友だちである「ももちゃん」も洗脳されていましたが、途中で正気に戻ったところで、キラル・アキラルの攻撃を受けてしまいました。
怒ったちびうさは、エナジーを解放!
今までにないエナジーの高まりに、ワイズマンはラビットを始末するのではなく、捕まえて利用しようと考え始めるのでした。
キラル・アキラルはジュピターの「スパークリング・ワイド・プレッシャー」で足止めをくらい、「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒されました。
ブールブラザーズの「ブール」は人造宝石の原石の結晶のことを指します。また、キラル・アキラルは難しい科学用語ですが、読んでも理解できなかったので、ググってくださいw
プリンス・デマンドと蒼のサフィール
プリンス・デマンド様は、セーラームーンの敵キャラのなかで、一番のイケメン(イケボ)だと思います(個人の主観です)
ブラック・ムーン一族を統率するリーダー、初登場はR28話(通算74話)。
冷静沈着で、感情をあまり表に出さないタイプ。両耳に邪黒水晶のピアスをつけており、特殊な能力を与えてくれるワイズマンを信頼しきっています。
蒼のサフィールは実の弟。
彼の真の目的は、地球をブラック・ムーン一族の力で征服し、暗黒の星ネメシスから地球に移住すること。
その昔、ブラック・ムーン一族の先祖がクイーンの力で制圧され、銀水晶の浄化から逃げるようにネメシスに逃げ込みました。その屈辱を晴らすため、30世紀のクリスタル・トーキョー(ひいては、20世紀の地球)に侵略しています。
やがて、ネオ・クイーン・セレニティの強い瞳に惹かれ、地球と彼女を手に入れたいと考え始めるも、邪黒水晶の攻撃により長い眠りについてしまったため、20世紀から未来にやってきたセーラームーンに執着し始めます。
デマンドは額に「邪視」という第三の目をもっています。
直子先生の旦那様の某マンガのキャラとかぶっているのは、運命なのか…(笑)
プリンス・デマンドの実弟で、ブラック・ムーン一族の技術的なことを一手に引き受けています(エスメロードのダルク・ヘンジを作ったり、邪黒水晶の反応炉のメンテナンスをしている)。初登場はR29話(通算75話)。
基本的にはデマンドと同じく先祖の屈辱をはらすため、地球を侵略しようとしています。若干ブラコン気質。
ブラック・ムーン一族で唯一、邪黒水晶のピアスをしていません。その理由はワイズマンを信用していないから。
当初から、ワイズマンの正体をあやしんでおり、兄であるデマンドが、ワイズマンにそそのかされているのでは?と考えていました。
あやかしの四姉妹の長女、ペッツから好かれていましたが、どうやら一度振っているようです。
36話(通算82話)ドロイド リュアクス
デマンドに「セーラームーンを連れてこい」と言われたのに、嫉妬して始末しようと思ったエスメロード。
未来へ続く時空回廊から、セーラー戦士たちを時空のはざまに飛ばしました。
そこで出会ったのがドロイド リュアクスです。
時空のゆがみを作り出し、攻撃を回避するような技を使います。
リュアクスの語源はギリシャ語の「溶岩」という説がありますが、個人的にはまったく腑におちていません。なぜなら、ギリシャ語で溶岩は「ラバ」だからです。(ホットヨガチェーン店の名前になっている)
話の流れでは、「時空」や「時の流れ」に関するネーミングだと考えますが、調べてみたものの、ヒントが見つかりませんでした。
ちびうさがルナPでスキを作り、5人の「セーラー・プラネット・アタック」で倒されました。
37話(通算83話)プリンス・デマンド
30世紀のネオ・クイーン・セレニティが、セーラー戦士たちの力でクリスタルに封印されたので、プリンス・デマンドは手出しができなくなってしまいました。
そこで20世紀から未来へやってきた、クイーンと瓜二つのセーラームーンを手に入れようとします。
クイーンに睨まれたときに好きになったとか…デマンドさま、ドMなんじゃないかと…
デマンドは額に邪視(じゃし)を持っており、その邪視で洗脳します。
しかし、セーラームーンの意思の強さと、タキシード仮面の助けによって、無事逃げることができました。
このあたりの描写が、まったく原作と異なるので、読み比べてみても面白いと思いますよ
38話(通算84話)翠のエスメロード
セーラームーンに執着するプリンス・デマンドに対し、サフィールとエスメロードは怒りをあらわにします。
特に、エスメロードはデマンドのことが好きなので、このままではセーラームーン(ネオ・クイーン・セレニティ)に奪われてしまうと考え、ワイズマンに力を借りようとします。
ワイズマンは、そんなエスメロードに邪黒水晶でできたティアラを渡し、
デマンドの隣には、クイーンとなったエスメロードの姿が見える
という嘘をつきます。
見事に騙されてしまったエスメロードは、邪黒水晶のティアラの力でドラゴンに姿を変えられてしまいました。
正気を失ったエスメロードは、クリスタル・パレスを破壊しようとしますが、セーラームーンの「ムーン・プリンセス・ハレーション」で倒され、無残に消滅してしまいました。
もともと、エスメロードもワイズマンについては胡散臭いと思っていたようです。ですが、デマンドを想うあまりに利用されてしまったのです。かわいそうな人です。。
ワイズマン(デス・ファントム)とブラックレディ
(デス・ファントム)
予言者をよそおい、ブラック・ムーン一族を影で操る男。プリンス・デマンドにへりくだった物の言い方をしていますが、結局は利用して捨てようと思っていました。
普段はマントを被り、身体の中身が見えない状態ですが、シリーズ後半にその体が白骨であることが判明しました。
原作では、30世紀の地球から惑星ネメシスに逃げた犯罪者「デス・ファントム」であり、肉体が朽ちた後も、その魂が惑星ネメシスと一体になったとされますが、アニメではそこまでの描写はありませんでした。(名前だけはデス・ファントムだと判明)
プリンス・デマンドたちは、先祖の恨みからクリスタル・トーキョーを制圧し、移住することを目的としていましたが、ワイズマンの目的は「地球もすべて滅ぼし、宇宙を暗黒にかえること」です。
ちびうさが、邪黒水晶のパワーで変身した姿。自称ブラック・ムーン一族の「暗黒の女王」。両耳に邪黒水晶のピアス、額にブラック・ムーン一族のしるしがついています。
セーラームーンが過去(20世紀)の銀水晶で、ネオ・クイーン・セレニティを助けようとするも、効果がないことに絶望し、クリスタル・パレスを抜け出したところ、ワイズマンに見つかってしまいました。
ちびうさのエナジーが、邪黒水晶に巨大なパワーを与えると踏んだワイズマンは、ちびうさをそそのかし、「お前はだれからも愛されてはいない」と洗脳。
結局、暗黒のパワーを受け取りブラックレディとなってしまいました。
実は、クリスタル・トーキョーがブラック・ムーン一族からの攻撃を受ける直前、ちびうさは「30世紀の銀水晶」を持ち出してしまいました。
銀水晶を持ち出した理由は、自身にまったく力がなく、クイーンのような立派なレディになれないからです。
銀水晶を持てば、立派になれると思いましたが、目の前で銀水晶が消滅。
銀水晶を持ち出してしまったことで、クイーンやクリスタル・トーキョーを危険な目にあわせてしまった後悔につけこまれ、ブラックレディとなったのです。
39話(通算85話)ブラックレディ
ブラックレディとなったちびうさ。
デマンドとともに時空をとび、20世紀の地球に、大きな邪黒水晶を打ち込んでしまいました。
この邪黒水晶が成長すると、やがて「暗黒ゲート」が開き、ネメシスからダーク・パワーを直接地球に送り込むことができます。
ちびうさを銀水晶の力で浄化しようとするも、ワイズマンの邪魔が入り、結局ブラックレディから、もとに戻ることはありませんでした。
ここで、ルナPもブラック・ムーンの手に落ちることになります
40話(通算86話)サフィール
以前からデマンドがワイズマンに騙されているのではないか?と考えていたサフィール。
ワイズマンの独り言を聞き、ついに「デマンドが利用されている」ことを突き止めます。
このまま邪黒水晶を巨大化させてはならないと、反応炉の制御パネルを外しますが、ワイズマンにバレて致命傷を負い、20世紀で普通の人間として生活していたペッツたちのもとへ転がり込みます。
サフィールが裏切ったことに動揺を隠せないデマンドは、ブラックレディとともに20世紀に向かいますが、話し合いをする前に、ワイズマンからの攻撃を受けて死んでしまいました。
ペッツが本当に可哀そうな回でした…でも女は強いのです。
41話(通算87話)プリンス・デマンド
サフィールが殺されてしまったことに、怒りを覚えたデマンドは、地球征服後、ワイズマンへ復讐しようと考えます。
一方、20世紀の邪黒水晶は巨大化。
セーラー戦士たちは最後の決戦のため、邪黒水晶の内部に潜入しますが、またもやセーラームーンがデマンドに連れ去られてしまいます。
しかし、セーラームーンの必死の説得で、ワイズマンの本性(地球の征服ではなく、宇宙を暗黒にすること)に気が付いたデマンドは、ワイズマンとの対決を決心。
最後はセーラームーンを守り、死んでしまいました。
42話(通算88話)ワイズマン(デス・ファントム)
邪黒水晶の中心にたどりついたセーラー戦士たちは、最後の決戦に挑みます。
ブラックレディを元のちびうさに戻すため、セーラームーンは銀水晶の力を解放。
ネオ・クイーン・セレニティの姿となってブラックレディを元に戻します。
相変わらずタキシード仮面は仕事をしておりません…(横にいるだけ)
しかし、すでに暗黒ゲートは開かれ、ネメシスからダーク・パワーが発射される寸前。
銀水晶を使い、体力の少ないセーラームーンは、無理を押して銀水晶の力でワイズマンに立ち向かいます。
一方、30世紀でなくした銀水晶がちびうさの涙から再登場!
2人の銀水晶の力で、デス・ファントムを滅ぼし、地球を守ったのでした。
セーラームーンの銀水晶だけだったら、きっと無印時代のように死んでたんだろうな、と思います。
43話(通算89話)なし
総集編+セーラームーンS紹介のため、敵なし。
次はセーラームーンS!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!(笑)
魔界樹編とブラック・ムーン編は分ければよかったと後悔しておりますが、辞書のようにご利用いただければと思います(笑)
次回は私の大本命、セーラームーンSです。
ぜひ、楽しみにしててください!
*1:セーラームーンの世界だけの話。現実に太陽系には8惑星しかありません。冥王星は準惑星です