社会人留学、シニア留学に行こうか迷っています…
迷っている方は、30代で留学した私からのメッセージを読んでみてください
平成(特に後期)以降、学生さんの「留学します!」が当たり前のご時世となりましたね。
しかし全員が留学に行けるわけではありません。
タイミングやお金の都合(もしくは体力的な要素)で、10~20代での留学を断念した方も多いと感じます。
だからこそ、ご自身でお金を稼いでから、もしくは第二の人生で「留学に行く」と決めている方も多いと思うのです。
けれど「30歳を超えてから留学に行く」「定年を迎えてから留学にいく」というのは大きな挑戦であり、不安が大きいもの。
正直、私も「留学に行きたいけれど、年齢的に厳しいんじゃないか」と悩んでいました
けれど、実際に留学に行って学んだことは沢山あります。
そこで今回は、留学に行こうか行くまいか悩んでいる「社会人・シニア世代」の方に向けての応援メッセージを発信します。
ページの最後には「コロナ時代」の留学についても記載していますので、よければ最後までご覧くださいね。
- 社会人・シニア留学を迷っているあなたへ「行ってください」
- 30代で会社をやめて留学したいと思った理由
- 社会人・シニア留学のメリットとは?
- 30代の留学を終えて感じたこと得られたことは?
- コロナ時代の社会人・シニア留学について考える
社会人・シニア留学を迷っているあなたへ「行ってください」
2019年1月、私は人生初の留学をしました。
留学に選んだのは、地中海に浮かぶ小さな島国、いにしえの情緒ある姿をそのまま閉じ込めたような国、マルタです。
留学に行こうと決めた2018年夏、この時点で私は30歳を過ぎていました。
高校~大学生での留学がスタンダードなこのご時世、「30歳すぎての留学って…」と言われるかもしれません。
けれど決して無駄な経験ではなかったと断言します。
これを読んでいるあなたが、「留学に行こうかな」と悩んでいるなら、ぜひ迷わず飛び込んでください
あなたの人生が大きく変わります。
ここからは、具体的な私のエピソードを交えながら説明します。
30代で会社をやめて留学したいと思った理由
2017年、仕事で自信を喪失した
わたしは、約10年半会社に勤めていました。
長い会社勤めのなか、幸いにも海外のお客さんや、海外のエンジニアとお仕事をさせていただく機会が約5年半ありました。
半分以上は海外向けの仕事をしていたことになりますね
最初の海外案件(タイ)を担当して初めて受けたTOEICは435点で、まったく英語ができなかった私ですが、そこから地道に努力を続け、2年で720点に到達しました。
この時点で「私って意外と英語できるかも」と思っていたんですよね(笑)
そして2017年、欧米の案件担当となりました。
前のお客さんはタイ人で、もちろん英語のネイティブではなかったため、メールやチャットでのコミュニケーションが主流でした。
しかし、欧米ともなれば英語を話すのは避けられません。
これまで積み上げてきた実績を自負していましたが、いざ海外出張で説明しようとすると、全くしゃべることができませんでした。
何を話していいのか、頭の中が真っ白になったことをはっきりと覚えています(笑)
自分の存在価値を見いだせていなかった
仕事で「英語がまったく使えない」と感じ落ち込む一方、私は性格にも弱点がありました。
私はHSP(ハイリーセンシティブパーソン)の要素をもっています。
また家庭環境も複雑で「アダルトチルドレン」の傾向もありました。
私はこれまで家族や友人・同僚など、いろんな人の顔色を見ながら生活・仕事をしてきました。
- みんなが気持ちよく仕事できているか?
- みんなの作業のカバーに入らなければ…
- 私の作業で迷惑をかけていないか?
- 失敗してはいけない、完璧でなくては…
こんなことを気にしているうちに、いつしか「わたしって存在価値があるのだろうか」「消えてしまいたい」と思うようになりました。
このままでは本当に「自分」がなくなってしまうと思い、退職を決意しました。
いままで、周囲の期待に応えるために生きてきたものですから、退職してからというもの
私って何が得意?なにができる?何のために生きてる?
と模索をしていました。
そこで、退職を機に自分を取り戻す活動の一環として、留学を決意したのでした。
会社をやめてまで、留学をしたくない方もいらっしゃると思います。そんな方には、
- 休暇を利用した1~2週間の留学
- 日本でのオンライン英会話レッスン
- オンラインでの留学カリキュラム受講
がおススメですよ。2・3については一番下までジャンプしてください♪
社会人・シニア留学のメリットとは?
さてここからは、実際に私がマルタ留学を経験したことでわかった、社会人留学・シニア世代の留学メリットについて整理します。
その1:自分で留学費用を出すため、授業をサボりづらい
留学をする学生さんの多くは、ご両親に費用を出してもらっている方が多いでしょう。
もちろん就職していないので、ご両親に出してもらっていいんです。
ただし、お金の「ありがたさ」について理解していない人も多い印象です。
実際に留学してみると、授業をサボっている学生さんを多く見かけました。
- 夜遅くまでパーティして朝起きられない
- アルバイトで授業を途中退席
- しょっちゅう旅行に出かけている
マルタはEU圏で、近くにすばらしい国々があります。
せっかく近くにいるから旅行したい気持ちもわかります。
しかし、自分で費用をねん出した私は、休んだ分の授業代がもったいないと感じました。
わたしのクラスにいた学生さんは、8~9割授業に出席してなかったですね
最終日まで合わない人もいましたよ(笑)
私は2週間という短い期間でしたので、旅行に行く時間もそんなになかったのですが、やはり自分で稼いだお金をつぎ込んでいる以上、結構ハードでつらかった授業でもサボりたいとは思わなかったです。
きっと多くの社会人留学生は、同じように感じているでしょう
もちろん、学生さんでも自分でお金を稼いで留学に来ている人もいます。
私の知り合いはアルバイトをしてアメリカに2年留学し、北欧の大学に通っていました。
彼女は「自分で稼いだお金を無駄にしたくない」そう言っています。
だから授業はさぼらないし、サボらずにいるおかげで楽しく生活しています。
ちなみに、学生の留学を否定しているわけではありません。学生での留学にも多くのメリットがありますし、ご両親の援助を受けている学生さんのなかにも、真面目に授業に来ている人はたくさんいます。
その2:人生経験があるから深い話ができる
社会人留学生のほとんどの方は、一度でも「社会人」としての生活を送っている人です。
だから、学生さんではできないような、よりディープな会話ができるんですね。
たとえば…
- どんな仕事をしていたの?
- 仕事についての考え方
- 仕事に対する価値観の違い
- 国の将来について
- 夫婦での家事の分担について
などを話すことができました。
SEだった韓国人の男性とは、夜遅くまで仕事すると辛いよね~っと話す機会もありました
日本人と韓国人は働きすぎですしね^^;
自国の文化について話すときも、やはり学生さんよりは社会人、社会人よりはシニア世代の方が、圧倒的に人生経験がありますから、自国の文化について解説しやすいと思います。
学生さんよりも、深い話ができるのは最大のメリットではないかと思います。
そういう意味ではシニア世代の留学はおすすめです!
場所にもよりますが、マルタは国問わず50~60代の男性が多い印象でしたよ
その3:本気で悩んだからこそ、バージョンアップできる
留学エージェントに聞くと、20代後半(27~28歳)からの年齢層の留学が、ここ数年で増えているそうです。
理由は単純明快。
みなさん自分の人生に「迷い」が生じているからです。
- このまま仕事を続けて、何になるんだろう?
- このまま仕事や家庭で終わってしまう人生がもったいない
- 自分に特技が欲しい
と考える人(特に女性)多いんだとか。
20代後半は西洋占星術でいうところのサターンリターン(土星回帰)にあたるため、人生に迷いが生じやすいと言われていますよね
30代や40代くらいの方であれば、厄年だったりしますよね…
たとえば会社。
自分よりも歳の若い後輩たちは「留学を経験したことのある」もしくは「英語が話せて当たり前」のグローバル人財ですよね。
独学で英語を勉強している自分と、留学経験のある人財と比べてしまって、落ち込むことは良くあります(私もそうでした)。
そして女性であれば、妊娠や子育てというライフイベントもあり「気が付いたら自分の時間がなくなっていた」ということも想像できます。(もちろん、結婚にこだわる必要はまったくありませんが)
だからこそ、「自分を作り上げる」時間を大切にしたくて、会社をやめてまで留学に踏み切る方も多いようです。
「トレンドだから留学にいく」のではなく「必要だから留学にいく、目的があって留学に行く」というスタンスで留学に臨む社会人は、正直伸びると思います。
だから本気で悩む社会人は、本気のバージョンアップをすることができるのです。
30代の留学を終えて感じたこと得られたことは?
もちろん、留学は良いことばかりではありませんでした。
- アジア人はごっちゃにされる(日本・中国・韓国人は同じ扱い)
- 欧州・南米勢のマシンガントークに圧倒される
- 日本人はおとなしくて喋れず後悔することが多い
- 彼らと共同生活をすると苦労することが多い
正直、私にとって2週間は本当に長くて…もっと話せばよかったと、自己嫌悪が続きました。
けれど、反対に「よい2週間だったなぁ」と思うことも多いです。
- 留学しなければ一生出会うことのない人と出会えた(留学中のクラスメイト、フラットメイト、現地で出会った日本人のお友だち)
- 人前で話す度胸がついた
- 言葉のバリエーションが増えた
- 外国の人の価値観に触れることができた
- 海外で買い物ができるようになった
- ひとりで飛行機に乗ることができた
こう考えると、留学を通して自分の人生観が広がりアップデートされたと思います。
もし今、このブログを読んでいて
- 留学への憧れが少しでもある
- 社会人をやっていて、モヤモヤをぬぐい切れない
- シニア世代になり、もう一度人生チャレンジしてみたい
- 一度自分の人生を俯瞰してみたい
- トライしたという実績をひとつでも残してみたい
そんな方は1週間でもよいので、留学してほしいです。
そして帰国したあと、バージョンアップした自分の顔をよく見てください。
自信を取り戻し、新たなスタートを切ることが出来ますよ。
コロナ時代の社会人・シニア留学について考える
さて、留学をおすすめしたものの、2020年はコロナ禍真っ只中。
留学をしたいと思っても、渡航規制があって留学にいけない状況の方も多いと思います。
もしくは、会社をやめて留学するには、ハードルが高い方もいらっしゃいますよね。
そんな方は「オンライン英会話」や「日本にいながら留学できるシステム」を利用するのがおすすめです。
オンライン英会話
オンライン英会話は海外に住む英会話講師と、ZoomやSkypeといったツールを使って行う英会話スクールです。
いまや老若男女問わず、オンライン英会話を使う人が増えてきましたね!
私も過去に、以下のオンライン英会話を利用した経験があります。
いずれも大手の会社で、利用者も多いので安心です。
料金体系やトライアル回数、先生の好みがあると思いますので、片っ端からトライアルするのが良いと思います!
日本で留学する
そしてもうひとつの選択肢が「日本で留学を体験する」ということです。
日本で留学!?とお思いのみなさん、安心してください(笑)
本来、留学とは外国に滞在し、用意されたカリキュラムを受けるものですが、いまはコロナ禍で海外に滞在できません。
そこで、日本にいながらも「海外の語学学校」と同じ内容が受講できる英会話スクールがあるんです。
たとえば、Private On-line英会話さんは、フィリピンのセブ島にある語学学校「First English Global College」が運営するオンライン英会話スクールです。
従来のオンライン英会話とは異なり、毎週同じ曜日・時間に「同じ先生」とカリキュラムを受講できるシステムです。
得られるメリットは
- 毎回自己紹介をしなくて済む(笑)
- 生徒の強み・弱みをしっかり理解してサポートしてくれる
- 開始時点と終了時点での「生徒の成長」を評価してくれる
特に3点目については、重要ですね。
毎回先生が違うと、1か月前から生徒がどう成長したか?を評価できませんもんね。
体調面で海外に行くと不安な人にも、おすすめですね。
私なんか体調に不安しかないので(笑)こういったサービスが増えると良いですね
社会人のみなさま、シニア世代のみなさまの素敵な留学もしくは英会話ライフを心から願っております♡