スギ・ヒノキ花粉症の人はトマトを食べると症状が悪化するかもしれません!
こんにちは、Maryです。
2020年2月、花粉シーズンが到来しました!
先日、私の家族が花粉症で顔中に湿疹が出来てしまいました。
皮膚科にお薬をもらいにいくと、「花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)」かもしれないと言われたそうです。
その病気について書かれた紙には、なんと…
トマトでアレルギーが出る!?
詳しく見ていきましょう。
- スギやヒノキ花粉患者で、トマトを食べたら症状が悪化した方
- イネ(お米の稲穂)花粉で苦しんでいる方
- スギ・ヒノキ花粉はトマトで花粉関連食物アレルギー(PFS)になる?
- 花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)とは?
- トマトを食べた!スギ花粉の関連食物アレルギー症候群(PFS)
- イネ(稲穂)花粉患者は、どの食物アレルギーに気を付けたら良い?
- 花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)にビビる必要はありません!
スギ・ヒノキ花粉はトマトで花粉関連食物アレルギー(PFS)になる?
2020年2月、本格的なスギ花粉シーズンに突入しました。
例年よりも温かい日が多いので、飛散が早まっているような気がしてなりません。
そんななか、家族がスギ花粉で顔中に湿疹が出てしまいました。
毎年花粉症で肌荒れはしていますが、今年は特にひどく、一つひとつの湿疹が繋がってしまったような状態になってしまいました。
そこで、早めにお薬をもらった方が良いという話になり、皮膚科に向かいました。
顔中に出た湿疹の直接原因は、想定通りスギ花粉によるものだったのですが、病院の帰り際にこんな紙を渡されたそうです。
そこには「果物を食べると口や咽喉がイガイガ?花粉症に合併するPFSかもしれません!」
そしてスギ・ヒノキ欄には「トマト」と書かれていました。
花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)とは?
恥ずかしながら、万年花粉症にも関わらず、家族がこの紙をもらってくるまで、「関連食物アレルギー症候群(PFS)」という言葉を知りませんでした。
皆さんはご存知でしたか?
この機会に調べてみました。
関連食物アレルギー症候群(PFS)
※「Pollen-food Allergy Syndrome」の略
PFASは花粉症に合併する疾患です。花粉に感作した人が原因となる花粉と関連する食品(果物・野菜等)を食べた直後に、唇・口・喉などにイガイガ感やかゆみ・腫れなどアレルギー症状を引き起こします。PFASは、口周辺のアレルギー症状のためOAS(口腔アレルギー症候群)とも呼ばれます。
引用元:Thermo Fisher Scientific Inc. (NYSE: TMO)
なんと花粉症の時期に、花粉症の原因物質と似た物質が含まれている果物類を食べると、湿疹などの症状が出るというではありませんか!
これは初耳!
例えばスギ花粉患者さん。
スギ花粉のなかに含まれるアレルギー物質と、同じ組織構造を持つタンパク質が、トマトの中にも含まれているため、トマトを食べると花粉症のような症状が出るとか…。
他にも夏~秋であれば、ヨモギやブタクサ(いずれもキク科)花粉が飛びますが、旬のメロンやスイカで花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)を発症するとされています。
旬の果物を食べられないとかつらすぎる…
トマトを食べた!スギ花粉の関連食物アレルギー症候群(PFS)
家族が 「顔がかゆい」と言い出した頃、実は我が家の食卓でトマトが出ていました。プチトマトではありますが、かなりの量がサラダに盛り付けられていました。
トマトは旬でないため、毎年の冬であればトマトが食卓に並ぶことはありません。しかし今年は暖冬ということもあり、さっぱりしたサラダが食べたくなったのですよね。
きちんと検査をしたわけではありませんが、毎年この時期に食べないトマトの影響があった可能性は否定できないと思います。
このあと、トマトを控えるようにし、飲み薬と塗り薬のおかげで、かゆみが引いたようです。
イネ(稲穂)花粉患者は、どの食物アレルギーに気を付けたら良い?
実は、私は晩夏(8月中旬~9月上旬)にかけて、猛烈なイネ(お米の稲穂)花粉に襲われます。
お米の稲穂花粉で調べると、あまり検索結果が出てこないんですが、私は完全にこの子たちにやられています。
以下は、私のアレルギー検査の結果です(8年前のもの)。
イネ花粉が19.40。
ダントツで秋のイネ花粉が一番症状が重くなります。
2019年のこの時期は夏カゼをひいてしまって、特に症状がひどかったのを覚えています。
じゃあイネ科花粉時期は、この花粉関連食物アレルギー症候群を避けるために、食べない方がよい果物類は何でしょうか?
- メロン、スイカ
- トマト、ジャガイモ
- キウイ、オレンジ
- 豆科(ピーナッツ)など
あくまでも稲穂ではなく、イネ科の植物で見ています。
思い返してみると、確かに8月後半はお盆のお供え物で余ったスイカや、トマトをよく食べています。
確かに、咽喉の奥が異常にかゆくなって辛い思いをしています。今年の夏はスイカを少し控えてみようかなぁ。
花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)にビビる必要はありません!
ここまで、花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)について、いろいろと記載してきましたが、ひとつ言いたいことがあります。
アレルギー原因となる果物を、最初からすべて避ける必要はないと思います!
花粉症患者のなかには、「食物でもアレルギーが出てしまう人がいる」ということ。つまり、全員が関連食物アレルギーになるわけではありません。だから、あえて食べないようにする必要はありません。
その代わり、「こういった症状の出る場合がある」という知識さえ押さえておけば、対処できますよね。そういう風に、この情報を活用してほしいと思います。
ただし、お子さんのいらっしゃるご家庭では、お子さんの花粉症状が、果物類でひどくなっていないか、たまに確認してあげてくださいね。