セーラープルートの死と再生って、なんだか難しい…
セーラームーンシリーズに登場する、冥王星を守護に持つ時の守り人「セーラープルート」は原作、90年代アニメそれぞれで死を迎えるシーンがあります。
でも、生き返ったり・転生したりしているんですよね…。
そこで、セーラープルートの死と再生について、原作・90年代アニメそれぞれで考察をしてみたいと思います。
あくまでも私の考察ですので、正解ではございません(;^ω^)
あらかじめご了承くださいませ~
セーラープルートの役割は?どんな人?
「冥王星」を守護にもつ変革の戦士で、外部太陽系3戦士のひとりです。
ガーネット・ロッドと呼ばれる長いロッドをもち、ロッドの先には「ガーネット・オーブ」というタリスマンを持っています。
セーラープルートは本来、亜空間(時空のはざまと解釈)に存在する「時空の扉」の前で門番をし、決して動くことはありません。(タブーになるため)
「時空の扉」を守護しながら外部太陽系戦士と名乗る以上、「亜空間や異次元空間を通じて、太陽系へと侵入してくる敵を排除する」のが彼女の役割だと言えますね。
ちなみにウラヌスは「太陽系の外宇宙」からの侵略、ネプチューンは「異世界」からの侵略を防ぐとされています
異世界って定義があいまいですが、例えば「鏡のなか、海の世界、天界や地獄」と考えるとわかりやすいです
前世(シルバーミレニアム:月の王国)にも時空の扉は存在し、クイーン・セレニティから「3つのタブーを犯してはならない」と直接言われています。(原作)
また30世紀では、ネオ・クイーン・セレニティやキング・エンディミオン、スモール・レディ(ちびうさ)が頻繁に彼女に会っていることから、シルバーミレニアムの王族は、なんらかの方法で亜空間にいるセーラープルートに会うことができるのでしょう。
セーラープルートは長い年月をかけて、この時空の扉をたったひとりで守る孤独な番人なのです。
原作でのセーラープルートの死と再生について
原作2期:ブラック・ムーン編での死
30世紀のクリスタル・トーキョーに邪黒水晶が打たれ、スモールレディ(ちびうさ)が行方不明になっても、プルートは時空の扉から動くことができません。
なぜなら、彼女には「タブーを犯してはならない」という決まりがあったからです。
- 時間を移動してはならない
- 時空の扉から離れてはいけない
- 時間を止めてはいけない
しかし、スモールレディの行方が心配なプルートは、どうしても「戦地へ向かいたい」「セーラー戦士として戦いたい」と願います。
そこで、ダイアナ*1は、プルートの代わりに門番を務める条件で、前線へプルートを送ったのです。
プルートが戦地へとたどり着いたときには、ブラックレディが過去と未来、2つの銀水晶を奪ったあとでした!
さらに、ブラックムーン一族の長であるプリンス・デマンドが2つの銀水晶を奪い取り、接触させようとしたのです
2つの銀水晶を接触させることは「世界の消滅」を意味するため、プルートは時間を止めました。
自らの最大のタブーを破った彼女は、30世紀のクリスタル・トーキョーで命を犠牲にしたのでした。
原作3期:デス・バスターズ編での再生
30世紀の「クリスタル・トーキョー」という地で亡くなってしまったセーラープルート。
しかし続きの3期「デス・バスターズ編」に入ってから、彼女は20世紀の地球に「冥王せつな」という名前を持つ、セーラープルートとして転生しました。
原作のストーリーやセリフをひろって、いきさつを私なりにまとめてみました!
前世の話に遡るので、みんなついてきてねー!(笑)
読みましたか?(笑)
端的にいうと、30世紀のネオ・クイーン・セレニティの力で、20世紀に転生してきたんです。
なぜ転生できたかというと、前世(クイーン・セレニティ時代)で、月の王国が滅びる際に「転生」のチケットをもらっていたからなんですね。
もともと「転生チケット」を持っていて、デスバスターズ編に入ってから、そのチケットを使ったというわけです。
実際にチケットを持ってたわけではありませんよ!チケット=権利というイメージでとらえてください。
そしてもう一つ重要なのが、20世紀の「冥王せつな」とは別に、「時空の扉」を守るセーラープルートも復活しているということ。(※上図のブラックムーン編②を参照)
なぜ復活しているとわかるの?
それは、4期(デッドムーン編)で、ネオ・クイーン・セレニティとセーラープルートが会話しているシーンが描かれているからです。
つまり、2期のブラックムーン編で死んだ「時空の扉の番人セーラープルート」は、20世紀に「冥王せつな」として転生する前、もしくは同時期に、30世紀のクイーンによって、復活させられていると考えて間違いないのです。
アニメでのセーラープルートの死と再生について
90年代のアニメについても整理してみましょう。
まず、原作と比較します。
- ブラックムーン編(R)で死亡しない
- デスバスターズ編(S)で死亡する
原作とアニメは設定が違うから、一層ややこしくなるんですよねぇ…
ひとまず図(?)で整理してみました。
あくまでも私の推測ですが、時空の扉を守っているプルートは、一切そこから動いてないと考えるのが妥当です。
- デスバスターズ編では、ネオ・クイーン・セレニティの力を借りて、20世紀に記憶ありの状態で転生。ヘリコプター内の事故(最大のタブーを犯す)で、20世紀の肉体が一度滅んだ。
- シャドウ・ギャラクティカ編(セーラースターズ)では、再度ネオ・クイーン・セレニティの銀水晶の力で、20世紀に転生。
1で死んだあと、ちびうさの前に現れたのは「時空の扉」を守るセーラープルートだと考えると、スムーズではありませんか?
アニメでは、「都合よく何回も転生できる」仕組みになっているのではないでしょうか…
セーラープルートの死と再生についてのまとめ
最後に、私の考察をまとめておきます。
ブラックムーン終了~デスバスターズ開始あたりで、30世紀のネオ・クイーン・セレニティ(銀水晶)によって、1、2の両方が再生(転生)しています。
- 時空の扉前のセーラープルート
- 20世紀の冥王せつな
時空の扉前のセーラープルートは一切動かず、30世紀のネオ・クイーン・セレニティ(銀水晶)によって、何度も20世紀へ転生することができます。
みなさんの理解に役立てれば幸いです♡
*1:ルナとアルテミスの娘