90年代セーラームーンの映画を全部映画館で鑑賞したオタクがランキング形式でご紹介します!
1992~97年にかけて放映された「美少女戦士セーラームーン」のアニメは全5シリーズ。そのうち3シリーズのみ映画化されています。
その3つの映画を、当時小学生の私は映画館で鑑賞しました。
そんなガチオタのMaryが映画を順位付け!
どれから見ようかと悩んでいるあなた!このランキングを参考にしてみてくださいね♡
- 90年代セーラームーン映画を見ていない人
- どの映画から見たらよいか悩んでいる人
- 最近泣いてないから映画をみて号泣したい人
映画の前に90年代セーラームーンアニメを見るべし!
映画のランキングを発表する前にひとつ確認です。
90年代のセーラームーンアニメは全シリーズご覧になりましたか?
え?見てない!?それはいけません!(笑)
もしご覧になっていない方は、先にアニメを見ましょう。
…ですが、アニメは5シリーズで200話もあるんです。全部見るのは相当時間がかかりますよね。
そんな方もご安心ください!
90年代セーラームーン映画はR、S、SuperS
ここからは、90年代セーラームーン映画の基本情報を解説します。
セーラームーンの映画化は
- 美少女戦士セーラームーンR
- 美少女戦士セーラームーンS
- 美少女戦士セーラームーンSuperS
この3シリーズだけです。
当初セーラームーンのアニメは、無印シリーズだけで終わる予定でした。しかし、無印の内容がウケたので、急きょ続編(セーラームーンR)を作ったといわれています!
ですので、無印の映画化はありませんでした。
そして最後のシリーズ「セーラースターズ」も映画化とはなりませんでした。
理由は明らかにされていませんので、あくまでも個人的な推測ですが…
サターンを含めた太陽系10戦士に、スターライツ3人を出すと合計13人となりますよね?
とてもじゃないけど60分という上映時間に収まりきらなかったのではないかな?と思います。
13人分の変身シーンだけで15分はかかりますからね(笑)
90年代セーラームーン映画ランキング発表!
お待たせしました!
超個人的に、セーラームーンの映画をランキング付けをしてみました!
あらすじと共に、おすすめポイントを解説します。
前述のとおりR・S・SuperSのシーズンごとに1作ずつ公開されているのですが、SuperSは2本立てでした。
本編のSuperS「セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡」に加えて、外伝「亜美ちゃんの初恋」というものが上映されました。
ここでは本編と外伝*1を分けて解説します。
セーラームーンRについては、本編のほかに「メイクアップ!セーラー戦士」というストーリーが作られましたが、こちらのメイクアップ~については動画配信されていません。割愛させていただきますね。
第4位:セーラームーンSuperS
タイトル:「セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡」
一番幅広い年代に愛されやすいストーリー。「ちびうさ」や小さなお子さんが好きなら見た方が良い作品です(^_-)-☆
この映画の主役はちびうさです。
ある日の夜3時。世界中の子どもたちが笛の音に誘われて失踪してしまいます。その失踪には「バディヤーヌ」と呼ばれる妖怪が深くかかわっていました。
彼女は子どもたちの「夢の力」を吸収してブラックホールを作り上げ、地球を飲み込もうとしていました。
そんなバディヤーヌの方針に反発し飛び出した少年ペルルは、逃走の途中で出会ったちびうさと仲良くなっていきます。
ペルルから事情を聞いた、ちびうさや他のセーラー戦士たちは、 世界中の子どもたちを救い出すため、バディヤーヌに戦いを挑みます。
少年ペルルはSuperS本編に出てくる、「ペガサス(エリオス)」 を模したキャラクター。ちびうさとの淡い恋を描いた作品になっています。
ペルルはエリオスと被る感じなので、キャラデザはもうちょっと頑張ってほしかったです。
本編は親子の愛情やちびうさの淡い恋心を描いているため、ストーリに深みがあって、ほんわかして全体的なウケもいいです。
ただし60分という短い上映時間で描ききるには少し時間が足りず、全体的に早足な印象を受けました。もったいないです。
またセーラームーン、セーラーちびムーン(ちびうさ)をはじめ、サターン以外の全9戦士が登場するため、1戦士のアクション時間が短く主役2人以外のファンの方からすると少し物足りないかもしれません。
ほたるちゃんファンは悲しいですよね…
おすすめポイント①:クライマックスが違う?
アニメ・映画ともに、クライマックスは銀水晶の力を使うことが多いです。
ただ、本作はセーラームーンとセーラーちびムーンのダブル攻撃(ムーン・ゴージャス・メディテーション)がバディヤーヌのブラックホールを打ち砕きます。
セーラームーンSuperSアニメ本編のコンセプトが「セーラームーンとセーラーちびムーンの協力」なので、コンセプトに沿ったエンディングとなっているのですね。
おすすめポイント②:ネプチューンの大人な…?
この映画は、まず先に内部戦士たちがバディヤーヌの本拠地へ挑みます。
内部戦士がピンチになったとき、外部太陽系の3戦士が登場するのです。
そんななか、ネプチューンがウラヌスに向かって「意味深」発言をします!
この二人はセーラー戦士のなかでも熟年カップルのようなオーラを纏っています(笑)この二人が大好きな方はぜひ、本編を見てくださいね!
第3位:セーラームーンR
伝説の挿入歌「Moon Revenge」に合わせた回想エピソードが涙を誘う!
この映画の主役は地場衛です。
ある晴れた日、うさぎたちは植物園にやってきます。そんななか突如「フィオレ」と名乗る男がやってきて、地球を滅ぼすというのです。
このフィオレという男、実は幼いころに衛と出会っていた人物でした。
衛は幼いころに交通事故に遭い入院。そんなとき、彼の前にフィオレがやってきたのです。フィオレは別れ際に花を差し出し、永遠の友情を誓います。
しかし衛と別れてから、フィオレの心は悪魔の花「キセニアン」によって支配されていました。キセニアンは弱い心に憑りついて、憎しみの心を増幅させる悪い花の妖怪。その憎しみを使い、地球を滅ぼそうとしているのです。
一緒に地球を滅ぼそうというフィオレ。衛は過去を思い出しフィオレを説得するのですが、聴く耳を持ちません。
衛との友情にヒビが入ってしまった原因が、セーラームーンであると考えたフィオレは、セーラームーンを倒そうとしますが、それを庇い衛が倒れます。そして衛はそのままフィオレに拉致されてしまうのです。
衛を助けたいセーラームーンたちは、フィオレ・そしてフィオレに憑りつくキセニアンを倒すため、キセニアンの本拠地であある、小惑星に向かいます。
もし、この映画を見る前にセーラームーンRを見ている方がいらっしゃれば、お気づきになると思いますが、「フィオレ」がセーラームーンRの魔界樹編で登場した「エイル」と被っています。
もうちょっとキャラデザイン頑張ろうよ…と思ってしまうくらいそっくり(笑)
しかも驚くことに声優さんも同じです。
「エイル」を担当した緑川光さんが「フィオレ」を、「アン」を担当した冬馬由美さんが、フィオレに憑りつく「キセニアン」の声を担当しています。
予算があまりなかったのでしょうか…こういったところもツッコミポイントとなり、順位は3位とさせていただきました。
おすすめポイント:Moon Revenge×銀水晶解放!
物語の終盤、キセニアンの本拠地である小惑星が、このままでは地球にぶつかると知ります。そして小惑星の軌道を変えるために、お決まりパターンですがセーラームーンが銀水晶の力を解放します。
銀水晶はセーラームーンの命ともとれる宝玉です。力を解放すると、セーラームーンが死んでしまうという裏ストーリーがあるんです。
しかし、銀水晶を使わなければ小惑星が地球にぶつかり滅亡してしまいます。
銀水晶を胸元のコンパクトから出し、掲げるセーラームーン。
その瞬間、セーラームーンの歴代挿入歌で一位二位を争うであろう「Moon Revenge」という曲が掛かります。
セーラームーンが銀水晶の力で小惑星の軌道を変えるまでの約4分間、このMoon Revengeが流れているのです。
Moon Revengeはセーラー戦士5人(ムーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス)で歌っており、2番の歌詞はムーン以外の4戦士がパートを持っています。その4戦士のパートそれぞれで、うさぎとの過去の思い出を振り返るというなんとも秀逸な演出。
この時点で私はいつも号泣です(やっぱり)。
ストーリーは平凡でありきたりですが、最後のまとめ方は一番きれいに纏まっているのではないかと思います。
第2位:セーラームーンSupers外伝「亜美ちゃんの初恋」
IQ300の天才少女がそのヴェールを脱ぐ!笑いなしでは見られない必見映画!
この映画の主役は水野亜美です。
IQ300の天才少女、セーラーチームのブレーン(頭脳)であるセーラーマーキュリーこと水野亜美。ラブレターが大の苦手な中学3年生。
ある日、あらゆる模試で全教科満点を取り続ける「メルクリウス」(ラテン語でマーキュリーを意味する単語)が現れました!
メルクリウスという人物が気になる亜美は、打倒メルクリウスを掲げて手あたり次第、模試と予備校通いに精を出します。
そして次第に、よきライバルとなりつつある「メルクリウス」に対し憧れを抱き始めます。
メルクリウスへの憧れから、勉強付けとなってしまった亜美は、メルクリウスの通う予備校に100年以上住み着く「ボンノーン」に取りつかれてしまい…?
4位、3位とご紹介したSuperSやRとは異なり、亜美ちゃんに主体を置いている映画。
マーキュリー以外の変身シーンもなく、サッパリすっきりしています
また、15分という短い時間で起承転結もしっかり描かれているので、見ていて飽きないストーリー構成です。
亜美ちゃんの可愛らしさと頭の良さ、ちょっとした変人っぽさが全面に出ているので、クスッと笑いたい人におススメの一本です!
ちなみに、こちらは原作があります。武内先生がスピンオフ作品として描き、講談社の「るんるん」という雑誌に掲載されました。現在、るんるんは廃刊されています。
おすすめポイント:あの亜美ちゃんがぶっ壊れる!
いつも真面目で勉強ばかりの亜美ちゃんが、まだ見ぬメルクリウス(本人はアインシュタインのような人間だと思っている)に恋心のようなものを抱き、徐々に壊れていく様子が秀逸です(笑)
本編では、こんなにもぶっ壊れた亜美ちゃんを見ることが出来ません。
亜美ちゃんのマーキュリーへの変身時には、よくわからない方程式を連呼していますので、数学などがお好きな方は萌えるのではないかと思います(笑)
『模試の二乗+予備校の二乗+ルートストレス分×(妨害工作の二乗)+ライバルの二乗=メルクリウス=敵=倒す』
第1位:セーラームーンS「かぐや姫の恋人」
号泣必至!涙なしでは見られない超感動作!!恋愛とアクションのバランスが取れた秀逸な作品です。
この映画の主役はルナです。
宇宙翔(おおぞらかける)は心臓に持病があるため、宇宙飛行士になる夢を諦めた過去を持つ天文学者。彼は小さいころから月に存在するという「かぐや姫」の伝説に憧れていました。
ある夜、地球へ隕石が落下します。落下現場へ向かった翔は、そこで謎の水晶を発見。家に持ち帰ることにしました。
しかしそれは、地球侵略をもくろむ彗星「プリンセス・スノー・カグヤ」の一部だったのです。翔は次第にその水晶に取りつかれ、謎の発作に苦しむことになります。
一方、うさぎ達は仲間と共にショッピングに出かけていました。しかし、うさぎの相棒である黒猫のルナはカゼをひいてしまい、先に家に帰ることになりました。
ふらふらの状態で横断歩道を渡っていた時、ついに力尽きて車にはねられそうになります。間一髪のところで通りすがりの翔に助けられ、看病を受けているうちに、ルナは翔に恋をします。
同じ頃、東京に謎の敵が出現し、街は大パニックとなります。それらはスノー・カグヤが地球侵略のためにけしかけたスノーダンサーズ。セーラー戦士たちは内部戦士・外部戦士共に変身し、スノーカグヤと戦うのでした。
ストーリー自体は「地球侵略をもくろむ敵とセーラー戦士たちが戦う」というお決まりのパターンですが、その基本路線を守りつつ、上手く恋愛要素を織り込んでいる作品です。
また地球に攻めてきたスノー・ダンサーズとの対決も丁寧に描かれています。外部戦士を含めた、各戦士の変身・攻撃シーンも美しく描かれていますので、アクションも充実していると言えるでしょう。
恋愛・アクションのバランスがよいので、一番メリハリがある作品だと思っています。
この映画の公開と同時に、原作者の武内直子先生が「かぐや姫の恋人」という名前で漫画を描かれています。基本的なストーリーは同じですが、漫画と映画では演出も異なりますので、比べてみるのもおススメです!
おすすめポイント:ルナの切ない恋心で涙腺崩壊
なんといっても、この映画の醍醐味は猫であるルナが、人間の男性に恋をしてしまうところ。
実は、翔には彼のかなえられなかった夢を実現する「姫子」という宇宙飛行士の恋人がいます。
姫子のことが好きな翔。そして翔のことが好きなルナ。
でもルナは猫です。
人間同士の縁に立ち入れないもどかしさ、そして弱っていく翔を看病してあげられないもどかしさ――ついに、ルナはうさぎの前で号泣してしまいます。
そしてそれを見ながら号泣する視聴者(笑)
切なくてぐっとくるストーリーは涙なしで見ることはできません。
90年代セーラームーン映画を見るならサブスクで!
ここまで、90年代の映画をご紹介してきました。
結局全部好きなので、順位をつけるのは大変ためらわれましたが(笑)
オタクに順位付けは難しい…
実は、アニメ本編の動画はほとんど出回っていないのですが、映画はU-NEXTやアマゾンプライム、Nexflixで視聴可能です!
亜美ちゃんの初恋であれば15分で見れますので、 ご興味あればぜひサブスクで鑑賞してみてくださいね!
- 美少女戦士セーラームーン(無印)
- セーラームーンR映画
- セーラームーンS映画
- セーラームーンSuperS映画
- セーラームーンSuperS外伝(亜美ちゃんの初恋)
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映画を通じてセーラームーン好きな人が増えるのを楽しみにしています。
*1:AmazonやU-NEXTといった動画配信サイトでも、この2本は別になっています